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産みの苦しみ

えー、今回は私山川 瑠璃 マーリンがナレーターを務めさせていただきます。


今回話させていただくのは、海斗を出産した時の話です。 


初めての出産で緊張していましたが…陣痛始まったらそんなこと考えていられなくなりました。


もうこのまま死ぬのかな?って感じでした。


しかも子宮口がなかなか開かなかったため、子宮が開くまでいきみ逃しをしなければいけなかったのが辛かったです。


いきんだら産道傷つくので我慢してくださいねーと言われ、え!?いきんだら産道裂けるの!?どうなるの!?と思ったのですが痛くて聞けず、とにかく裂けないように呼吸に集中していました。


ただ、はっきり言って陣痛中の胎児の存在感がうんちのような感じで、出したら楽になるんじゃないかと考えてしまい、何度もいきみたくなる誘惑に駆られました。


おしりにテニスボールをぐっと当てられ、かなり楽になり、そうしている間に夫の福太郎さんが来てくれて、看護師さんと代わってテニスボールをおしりに当ててくれました。(平日だったのでお義母さんに自宅にいてもらって、海子ちゃんは家に帰ったらそのまま待機してもらいました。)


福太郎さんは至って真剣なのですが…福太郎さんにおしりを突き出してテニスボールを当ててもらっている…看護師さんのときは気にならなかったのに、福太郎さんにされているとものすごく恥ずかしく、申し訳なくなった。


そして痛みに耐えているところで何と私の両親登場←


父親にどういう状況?と言われ、死ぬほど恥ずかしかったのを覚えています。


母親が福太郎さんに代わってテニスボールを当ててくれて、だいぶ気が楽になりました。


母は私を帝王切開で産んだのですが、自然分娩の時のことや陣痛のことなどをを本などで学んでくれていて、その後は大分楽になりました。


母はテニスボールを押さえながら、私のことを生む時、産道を通して産まないと愛せないと思い、意地でも自然分娩で産もうとしたようですが、父親と担当医に説得されて帝王切開にした時の事を話してくれました。


ちなみに帝王切開になった理由は、私が全体的に大きくて自然分娩は無理だと判断されたようです。


…いや物理的に無理じゃん…死ぬ気だったの?と母に問うと、あの頃はメンタルやられてたからそう思ってたのかもね〜、死んでもいいから産道から産まないとって思っていたのかも。と言っていました。


ちなみに母親がここまで自然分娩に固執していたのは、当時自身が母親から愛されなかったのは、帝王切開で生まれたからと母親から言われており、姉のように自然分娩で生まれなかったからだと思っていたからだそうです。


しかし私を出産後、姉から本当の理由を聞かされ、愛情は生み方に左右されないと分かり、自身を持てるようになったそうです。


実際、私は両親から沢山の愛情をもらって育ちました。


…それを聞いていたらなんか気が紛れて来ました。


その後、ようやく子宮口が全開になり、分娩ができるようになりました。


出産するまでは痛みで頭がおかしくなるかと思いましたが、生み終わった後は痛みを忘れていました。(ただ死ぬほど痛かったと言う記憶は残っています。)


このままお腹が裂けて、そこから海斗が爆誕するのではないかと思った時もありました(笑)


海斗は私と同じ青い目とブロンドの髪を持って生まれましたが、4259グラムで生まれた私と違って、海斗は3120グラムと平均的でした。


多分色素的には私の遺伝が強く、体のサイズ感は福太郎さんに似たんだと思います。


そして顔は、小さい頃の福太郎さんに似ているようです。


結婚の報告をしに福太郎さんの実家に行った時、お義父さんのスマホの壁紙が海子ちゃんの赤ちゃんの頃の画像で、このためにガラケーからスマホに乗り換えたと言っていて流石だと思いました!


赤ちゃんの頃の海子ちゃんは子猫のように可愛くて、食べちゃいたいくらいだわ〜と思いながら見ていたら本当に涎が出てきて焦りました(^_^;)


生まれたての海斗は海子ちゃんっぽい感じあったかも…♪


そんな事を思いながら入院中海斗を舐め回すように見ていました。


そして一週間ほど経過して、退院の日がやってきました。


出産直後は下半身車に轢かれたのかな?というような痛みがありましたが、退院する頃にはだいぶ和らぎました。(無くなったわけではありません。)


そんな下半身絶賛ズタボロ中☆な感じで生まれたばかりの海斗を抱いて帰りました。


福太郎さんが何度か僕が抱っこする?と聞いてきましたが、今は私が抱っこしたかったから家に帰るまでは私が抱っこしてました。


ここから激動の育児が始まる…そう覚悟しながら家に帰りましたが…家に帰って海子ちゃんの顔を見たらなんか全部吹き飛びました。


海子ちゃんは、戸籍の上では娘だけど、年齢が16歳しか離れていないから、年の離れた妹って感じなんですよね。


妊娠していたときから色々とお手伝いしてくれていたし、赤ちゃんが生まれたらもっと手伝うからって言ってくれてたからすごく頼もしかったです!


その日から、おむつの替え方とか、着替えさせ方とか、隣で見て覚えてくれたし、福太郎さんも一緒になって覚えるっていってくれて本当に心強かったです。(でも海子ちゃんは、お父さんは仕事であんま参加できないだろうから期待しないほうが良いって言ってましたw)


不安がないわけではないけど、この家族なら大変な育児も、皆で乗り越えていけそうって思えてきました。

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