景色
いつの頃からか、やたら「景色」って言う人が増えたなあと。
有名人とかがインタビューとかで言うと、みんな真似するのかな?
「この景色」「新しい景色」とか、景色景色言う人が増えたな、以前よりもよく聞くようになったなと感じます。
先月観た話題の映画でも主人公が言ってました。
また一層流行るかな?
原作は読んではいませんが、
え? 読めよ!?
すんません(笑)
その映画のラストシーンで主人公が呟く「綺麗だ」というセリフ、あれはない方が良かったな。
声に出さずに、テロップで画面にそのセリフの文字を表示するだけとかの方が余韻というか風情があったような······。
それまでが良かっただけに、そこだけが残念でした。
普段映画の感想がほぼ一致しない夫と、珍しく激しく一致しました(笑)
二人で開口一番、
「ええー、あれ要らないよね」
「言わない方がいいよね」
「うん、あれでガクッと来た」
「そう、あのラストのセリフで全部台無しになったみたいな」
「もったいないよね」
三時間という大作のラストに肩透かし食らった感じ、力が抜けました。
映画は監督の采配、監督のセンスで作るのですから、こればっかりは仕方ありません。
原作のラストも、あの通りなのかな?
え?読め?
はいはい。
(ごめん、きっと読まない)
あれは、恐らく主人公が死んで(演じ切って果てた、身体から魂抜けて)から観えた景色への感想、心の声ですよね。
(舞台の上で死ねるなんて、役者冥利に尽きますね)
小説ならばあれでいいと思うのですが······。
それでまた、「景色」という言葉がまた流行りそうだなあ。
感想は人それぞれですから、あのラストのセリフで感動した人、号泣したファンなどもいると思います。
それはそれでいいと思います。
(上から目線ではありません)
それぞれが感じる景色、心に浮かぶ景色は違いますから。
それにしても、主人公を演じた俳優さんは、一体どこまで行くのかしら?
高みに達して、まさにあの映画のラストシーンとリンクして、彼にはどんな景色が見えているのでしょうか。
イケメンなのに演技上手、コミカルな役もできて、歌まで上手いという。
ミュージカルとかもできそうですよね。
これからが更に楽しみな俳優さんですね。
映画のシーンにもあったように、悪魔に魂を売ってでも登り詰める、実際にそのような人もいるのでしょう。
神社で神様にお願いしているようで、実は悪魔にお願いしていたなんてこともありますもんね。
あと、昨今の映画のエンドロールに歌詞付きの曲が流れるのは、当たり前になっていますが、時々映画に合っていないものがあって(この作品のことではない)、タイアップにしてもこれはないな、なくていいのにと感じる時があります。
え~この人の曲!?とか。
内外の作品を問わず映画のクオリティが逆に下がるように思えて仕方ないです。
映画業界も商業ですから、その業界の事情、大人の事情もあるのはわかるのですが、
作品によっては、歌詞のない音楽の方がいい、曲(音楽)はなくてもいいのにな。
いち映画の観客としてはそう思います。