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自称神との対話


。。。。。。うん?うん??あれ?もしかして、髪を結んでいない僕の姿かもしれない。まじまじと見てみる。


 たしかに、貞子のような感じになっているが、寝起きの僕の姿だ。まずい。僕はさっき自分のことを男の娘とか思った馬鹿なキモオタになってしまう。。

 はっ。。しかし、なんで、僕が二人いるんだ?怖いぞ。これはきっと夢に違いない。

 突然、その僕のクローンみたいな人は話し始めた。

「私は(精霊)だ。信じなくても結構だが。」


 ??神なんて本当にいるのか?神がいたら市場価格は乱高下しないはずだ。もし、神のような効率的な人々が市場を形成していたら、市場価格で投機的に儲かることはできないという効率的市場仮説が成立してしまう。

 であるのに、実際には効率的市場仮説は現在の市場では成立していないのである。

 だから、なおさら神なんて信じられない。。


黙りこくっている僕を見て自称神は続けてこう続けた。

「貴様は異世界に転移してもらう。」


いや、ちょっと待て。なんで、そうなるの?私の決定権は??

「いや、ちょっと待って。なんで、そうなるの?私の決定権は?と思ったに違いないが、貴様はあのあと、スーパーで買った餅を喉に詰まらせて死ぬ運命にあった。」


 そうか。。

 片田舎で過ごしていて、気づいたら東証が大納会していたから、そろそろおせちでも食わないといけないと思って、だけど、おせちは面倒臭いから、お雑煮のための餅をさきほど買ったところなのだが、そのスーパーの店棚に置かれていた平凡なお餅に一つの生命が絶たれるとは。。


 とはならない。本当にこいつが神なのかが信じられないし、大体、夢であるに違いない。

 僕は信じないぞ。。そうだ、声に出さずに疑問を質問すればいいのか。


(神とやら。。なぜ私の形をしているのだ??)

「神というのは実態がないからだ。今は貴様の形を仮の姿としているだけだ。」


 どうやら、やはり私の思考の中はお見通しのようだ。でも、明晰夢の可能性もまだ拭えない。


(では、なぜ実態がないのだ??)

「それは作者も分からないから、明確に答えることが難しいが、端的に言うと神の形は人それぞれだからだ。」


一瞬全ての次元を通り越したような回答が得られたな。。これは夢じゃなくて、やはり神なのかもしれない。

(貴方様のお名前は?)

「メテンソーマトースィスだ。言いにくいから、メテンとか何でも略して呼んでいいぞ。」


(メテン様は何を司る神なのだ?)

「私は転生・転移という概念を司る(精霊)だ。」

(では、神とはなんなのだ?)

「私は、貴方自身であり、あるいは全、あるいはゼロ。。」

 あれ、鋼の錬金術師と一緒じゃ。。


「他に質問はないか??」

(宇宙の外はどうなっているのだ?)

「それは宇宙の外を司っている(精霊)に聞いてくれないとわからないが、あいにく、私はそいつを知らないのでな。いつかは会えるかもしれないが、私の結構長いこの生涯でも一度も会ったことがないのでな。。」

元々、一つの話にまとめて転生の場面を終了するつもりでしたが、前回の話を含めて3500語ほどになってしまったので、分割して届けます。すみません。

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