幼馴染彼女作成中! 04 誘蛾灯ユキ
久しぶりでわからない。最近、残業にゲームにと時間が取れず(言い訳)更新どころか、ログインもしていなかったため、どのような話にしようとしていたのかわからなくなってしまった。というか、もともと決まってなかったからいいか。今回も、思いつき行き当たりばったりの投稿です。
美空とユキはケモノっ娘になった後、記録をとるため、午後の授業は早退扱いになり、まだ、誰にも見られていない。美空の両親はユキの両親と同じように軽く考えているのか、からかい気味に反応し、受け入れた。
ここまでは、問題なく進んだ。しかし、その翌日の今、クラスメートたちがそれぞれの反応をし、騒がしくなっていた。
「それって、本物?」
「う、うん、一応動くし」
軽く、動かす。
「わっ!動いてる」
「少し、触らせて!」
「えっ!?それはちょっと―――っ!」
いきなり触られびくっと反応する。
「ずるい、私も!」
「俺も!」
ひとり触ったことで、枷が外れたのか、許可をとらず触ってくる。
「や、やめふぇ~―――ふあぁっ!」
敏感なのか触られる度にびくっと反応する。
「かわいい~!」
「語尾にわんとにゃあつけてみて」
「そ、そんなこと―――「しないにゃ!」み、美空さん!」
「っ!つ、つい……」
いわれて意識してしまったのか、つい「にゃあ」と言ってしまった美空は顔を赤らめてうつむいてしまった。
「かわいい~!」
そんな美空に抱きつく女子たち。
「ユキもわんって付けてみて」
そういって、ユキに催促する、残りの男子女子。
「ねぇ、はやく」
「言うくらい良いじゃないか」
「……わ、わかった…わん」
恥ずかしくなり俯く。
「かわいい~!」
「もう、抱きしめたい!可愛がりたい!俺のペットにしたい!」
そういって、抱き付いて来たのは、こうなった元凶の神越路だ。
「抱きつくな変態!」
「俺たちのペット―――違った、ユキを汚すな!」
「そうよ。私たちのわんちゃん―――じゃなかった、ユキちゃんにさわらないで!」
本心多々漏れのクラスメートはそういって、神越路を遠ざける。
「ユキはおまえたちの愛玩動物ではない!」
そんなクラスメートたちにそういった神越路の方がまともに見えた。
「ユキは俺だけの愛玩動物だ!」
だが、すぐに打ち崩されてしまった。
このクラスにまともなやつはいないのだと。
あの後すぐに担任のつっちーが来て騒ぎは治まり、今は朝のHR中。
「みんなはもう知っていると思うが、彩橋と凍野が神越路にこのような姿にされたのだが、一週間くらいしたら戻るということで、今回は厳重注意と決まった。次に何か問題を起こした場合は三度目となるため停学処分となる。なので、問題を起こさないように。わかったか、神越路?」
「わかりました~」
はぁ……とため息をつく。反省していない神越路に呆れてでたのだろう。
「それじゃあ、前の続きから……」
さすがに授業中に騒ぐものはいない。こうなってしまったユキにとって、休み時間より、授業時間のほうが気を休められるようになっていた。
(はぁ…授業がこんなにありがたく感じるなんて……)
いつもなら、好きでもない勉強をする時間なんて来なければいいのにという感じなのだ。ため息もつきたくなる。そう頭の中で愚痴りながらも真面目に授業を受けていると、周りから声がで始まった。教師は、気付いていないのか黒板に重要な部分を説明しながらかいている。
そこで、ふと気付く。教師の声と比べると小さい声で聞こえていることに。神越路の薬の効果で全体的に能力が上がっているため、ユキには、ひそめている声も普通に聞こえたのだ。
まあ、それだけなら、放っておいていいが、その内容がユキに関係していることだったので、そちらに集中させる。
「休み時間にこれをさせようと思うんだけど……」
「いや、こっちの方が……」
「ここは王道のネコミミメイドなんてどうだ……」
「ならユキはイヌミミメイドか?……」
「いやいや、首輪を着けるべきでしょ……」
「おいおいマニアックすぎだろ……」
「いや、おれはその意見に賛成だな。だが、授業に集中してくれないと困るなぁ~」
「っ!!は、はい!すみませんでした!」
突然割り込んできた教師に驚きクラスメートは慌てて謝る。
「今度からは気をつけるように……次は教科書の……」
「今日はここまで。次までにこの問題をやってくるように、以上」
「起立。礼」
「「ユキ!」」
号令とともにクラスメートの大半がユキのもとに集まってきた。しかも、逃がさないためにかユキを囲む形でだ。
「これを着てみてくれ!」
「うっ…!」
「これも付けてみてくれ!」
「ひぃっ…!」
「そして、俺のペットに―――!」
「い、いやあぁぁあぁぁっっ!」
近づいてくるクラスメートに耐えられず、叫びながら飛び越え逃げ去るユキ。そのあとをクラスメートたちは追いかけていった。
「うむ、体育の時にも使えそうだな。ユキが治ったら生徒向けに売ってみるか…」
神越路はそう呟き見送るのだった。
真:久々に投稿!
学:久々に俺参上!
ユキ:話的には久々じゃないから!
学:なぬっ!言われてみればそうだな。
真:でも、あとがきは話とは関係ないからいいんじゃない?
ユキ:た、確かに…
学:いや!俺の中ではユキがジャスティス!つまり、なんでもユキが正しいのだ!
ユキ:なら、いうこと訊け!そして、許可なく僕を実験体にするな!
学:それは聞けないな。俺は作者の操り人形なのだからな。
ユキ:人のせいにするな!お前は、アドリブの塊みたいなものだから、すべてお前の意思でやっているのだろうが!
学:違う!これを見てみろ!ちゃんと書いてあるだろう!ここに!
『ユキを彼女にする』
ユキ:さくしゃあぁぁ!おまえなのかあぁぁ!―――って、いないっ!見つけたら同じ思いをさせてやるぅぅっ!
クラスメートに襲われ興奮気味のユキはそう叫びながら駆けていった。




