チャクラ
クロックスのサンダルを履いて、炸裂する外気に挨拶をしにゆく朝がまた明日も来るでしょう。一日の中で消化することは其ればかりなのです。あとは本を読む。
時を擦り減らし、且つ眩暈を覚える恍惚が内在していもする。深潭は今や表在していて、ゆびさきに触れられる。皮膚上のチャクラよチャクラ。毛穴よ毛穴よルルドの泉よ。僕の毛穴は秘蹟の花として繚乱している。
隠居じみた生活をしています。
魑魅と魍魎が統べる百鬼夜行の悪擦れも、山羊のあたまのスープも僕の皮膚の外にあり僕の中に形山の濫觴がいくつもいくつも数多にひらいているのです。
ああ隠居じみた日から日は美しき哉。