66話
どうやら、陛下、いえ、この男の人が、わたくしを拐ったった真犯人見たいです。
ここは、話でもして、父様が、来てくれるまで時間を稼がないと…。
「貴方は、誰?!どうして、わたくしを拐ったの?!」
「余は、冥府の王エンマ。そなたは、神と人の間に生まれし子。この現世より、冥府に必要なのだ。それ故、冥府へ大人しく冥府に参れ」
冥府のエンマ様って、確か父様のお兄様?!
えっ??
反王国同盟軍、全然関係ないの?!
「父様のお兄様なの?」
「ほう、余の事を知っているとはな。ならば話が早い、大人しく冥府に来れば、悪様ににはせぬ。母親と暮らせるように計らおう」
冥府、それは別名あの世……。
わたくし、まだ死ぬのは嫌なのですが…。
それに地獄行きなんて事になったら大変です。
父様を、からかったり、ちょっと自己保身に走ったりたけど…。
とにかく、ここはきっぱりお断りしましょう。
「お断りします。わたくしは、冥府には行きません。父様の所に返してください」
「出来ぬ相談だ…」
まあ、父様の所に返してと言って、素直に返してくれるなら誘拐とかしませんよね~。
幸い、サラが入って来た時、牢の扉は開いたままです。
隙を見て逃げないと…、
その時です!!
牢の中に、けんちゃんが!!
サラに、飛びかかります。
「主!! 逃げるにゃ!!」
けんちゃん今まで一体どこに!!でもここは、けんちゃんの言う通り逃げるのが先です!
「うん!!」
(サラごめん)
わたくしの隣に座っていた、サラをおもいっきり突き飛ばして、牢の扉から、外へ逃げます。
「やれやれ。仕方ないな」
なんだろう、急に体が重くなった。
「にゃ………主、動ける…にゃ…ら逃げ…」
けんちゃんもサラも固まって動か無くなってしまいました!!
「ほう、余の力を、受けてまだ動くか…」
わたくしを、捕らえようと手を伸ばしてくる。
(ダメ、捕まっちゃう!!)
「そこまでにしてもらおうか…」
この声は!
「やあ、久しぶりだね。エンマ…」
ふぁ~。父様来てくれたんだ!
未だかつて、これ程、父様が来てくれた事を、嬉しく思ったことはありませんよー!
「セト…」
わたくしは、重い体を引きずって父様の後ろに隠れます。
父様は、刀になった、大通連を手にエンマ様と対峙してます。
これから、喧嘩が、はじまりそうな雰囲気でコワイ
「君が、地上に上がって来ても問題は無いけどね。
冥府の者が、生者、手を出すのは違反だよ」
「それは重々承知している、だがお前も知っている通り、
余の冥府は、深刻な人手不足で困っているのだ。」
はっ?!人手不足……?!
つまり、わたくしは地獄行きでは無く、
あの世で強制労働!!
どっちにしても最悪です。
「それに、お前に子供を育てるとか無理であろう」
うぁ~流石、父様のお兄様ですね~
父様の事わかってる(笑)
「冥府には母親もいる。お前と暮らすより良かろう。わかったら、その子をこちらに渡せ」
「…それは…」
って父様、なに言いくるめられてるんですかー!!
いつもの余裕は、どこに行ったんですか?!
「父様! しっかりして、わたくしを守ってくれるでしょ!」
「うん。そうだったね。エンマ!悪いけど、これ以上の話会いは無駄みたいだね」
そう言うと、父様、大通連でエンマ様を真っ二つに切ってしまいましたよー!!
きゃー!!ちょっとー!なんて事をするんですかー!!




