表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の娘  作者: アイ氏
5/268

4話

窓から入る、太陽の光が、まぶしてく目が覚めてしまいましたよ。


横を向けば、いきなり父様の寝顔!!!


(び、びっくりですよー!!そでした。昨日、父様のお部屋で寝たんでしたね。眠れる訳ないと思ったげど…いつの間にか眠っちゃたみたいですね…)


こうして、あらめて見る父様は、すごく綺麗だと思う。

中性的で、整った顔立ちだけど、寝顔はどこかあどけない少年の様。


無意識に、そっと、父様の顔に手を伸ばしたら、

父様が、起きてしまいましたよー!


「うっ~ん。起きてたのか。おはよう。セリ」


!!………父様の美しさが、最も発揮さるのは、朝、この時かもしれないですね~。


やや乱れた寝巻き。まだ少し眠たそうな表情。

柔らかい声、優しい笑みで挨拶をする、父様は、地上類を見ないほどの魅力を秘めている!


(朝は絶対、女の人の前でそんな姿見せてらダメよ。キケンだからね…父様)


「どうしたの?。セリ…」


わたくし、挙動不審な様子が、気になったのか、わたくしを近くに抱き寄せる。


ひゃ!!近いでよー!


「顔が、少し赤いね…もしや熱でもある?」


そう言っておでこをくっ付けてきた…!!


(近づき過ぎ!!近づき過ぎなんですよー!!)


最早、驚き過ぎて声もデマセン。


「う~ん、熱はないし大丈夫かな。まだ朝早いし、セリは、もう少し寝ていようね」


そう言って、優しく頭を撫でくれたけど、今の出来事のせいで、眠れそうにアリマセン…。


そうしてから、父様は起きて、別のお部屋で、お着替えして、お部屋を後にしてしまった。


父様は、朝から、忙しいそうですね。


朝の支度を済ませたら、まずは王宮を守る兵隊さん達に相手に、剣や弓馬の鍛練をして、朝食、その後この国の官吏の人とお昼まで国政会議で内政を処理。


昼食後、わざわざ、わたくしの様子を見に来てくれる。


午後からは、地方や他の国からきた、使者達との面会、外交の他、執務室に籠り夕方までに様々な案件の処理にあたっているらしい。


仕事を全て終わらせてからは、ずっと、わたくしが、眠るまで側に居てくれるの。


こうして考えると、父様はとても忙しい。


わたくしを他所にあげるのも、忙しい過ぎて邪魔だからなのかなぁ…。



そんな、こんなで、色々考えてると いつの間にか、時間が立っていた。


「姫様おはようございます」


あっ。この声は、カヤメ!!

「カヤヤ、はーよ」(カヤメ、おはよう)


「さあ、姫様。お支度を済ませて、朝ごはんにいたしましょうね」


カヤメの謹慎は、1日で解けて、朝には、いつも通り世話をしてくれた。


わたくしも、カヤメに会えて一安心しましたよ。


ご飯もお腹一杯食べ、朝早く起きたせいか、なんだか、とても眠い……。


それなのに…。


「カヤメ様、お聞きになりました。姫様を養女に出されとか…」


「え?ええ…」


サラとカヤメの話が気になって、また眠れないよぉ~。


「こんなにかわいい姫様を、他所あげるなんてあんまりです。もし、他所行かれるなら、私、絶対、姫様について行きます!」


えっ?サラ、わたくしの事をそんなに大切に思ってくれていたの!?


ごめん、サラの事を誤解していましたよ。


わたくしに使えるのが、お仕事だから使えているだけかと……。


「サラ、まだ正式に決まった訳でもありませんし、騒ぎ立てらのはお止めなさい。私達は、今まで通り姫様のお世話いたしましょう」


カヤメに(たしな)められて、サラは、シュンとちゃた。


カヤメは、こんな時でも、とても冷静ですね。


すごい精神力ですよ。


「それにね。サラ、私は、陛下が、姫様を手放したりされないと思うわ」


え?カヤメ本当に??


カヤメの父様に対する信頼感は以外と高いのね。


本当にわたくし、どうなっちゃうんですかね~。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ