32話
ファイも、凄腕の職人さんですし、
シノエ達みたいに、春の神様に使えてたのかな?
でも、父様が、強引に連れて来たとか……?
その無茶ぶりが、噂になって、暴君とか呼ばれてるとか…。
気になりますね。
「シノエは、ファイと知り合いなの?」
「はい。天界にいた頃からの知り合いですわ」
「もしかして、父様が、強引に、ファイを連れて来たとか??」
「まぁ、いいえ。私が、セト様にファイを紹介したんですわ」
えっ?それは予想しなかったです。
「お嬢様は、ファイの顔に痣が有るのをご存じですか?」
「あ、うん」
顔を、見られたく無いとは思わず見てしまいましたからね…。
「あの痣の為にファイは、どの神様にも使える事ができなかったんです。そして、ファイも、痣の事を、気に四六時中頭から布被って、引きこもっていました」
相変わらず、他の神様も精霊さんも美意識高いですね~。
「でも、ファイは、とても優秀ですし、きっとセト様や人魚の皆さんなら、ファイの物造りの実力を、評価してくれると思って、私からファイを、竜宮で雇ってくれる様にお願いしたんです。その願いが叶って私本当に嬉しくて嬉しくて」
シノエは、笑って話してくれました。
うん。まあ、それは確かに…。
結局、父様がなんで暴君なのかは、謎ですね~。
(聞いてみたいけど、聞きにくいし…)
「さぁ、お話はここまでにして、案内いたしますわ」
そうして、天界の植物を色と見て、回りあっという間に、
お昼ごはんの時間です。
どこでお昼食べようか探していると、なにやら広い場所に、動物さんが、沢山集まっています。
「やあ、セリ」
声をかけて来たのは、父様の神器、大通連。
どうやら、動物の集まりでは、無く、神器?の集まりみたいです。
「大通連、小通連も何してるの?」
「神器同士の交流会だよ。今日は、主の元に神々が集まっているからね~みんなその神器さ」
そう言えば、父様が、朝、神様の集まりがあるっていってましたね。
神様のお供で来た神器達の交流会、楽しそうですね~。
わたくしは、神器じゃ無いから、参加は無理なんだろうなぁ~。
そうだ!!お昼ごはん一緒に食べるの誘ったもいいかなぁ?
「これから、お弁当食べる所なの、良かったら一緒にどう?」
「やあ、僕達もちょうど、お昼と思ってたんだ。一緒に食べよう」
やった!ちょっとだけ、お邪魔できそうです。
「シノエ、ここで、お昼にしょう」
「はい。お嬢様」
他の侍女さん達もやって来て、敷物を、引いたりと色々準備してくれましたよ。
神器の交流会プチ参加、わくわくしますね。
しかも、神器の皆さん、動物なので、見ているだけで、心が癒されまね~。
その上、なでなでしたり、お話やごはん一緒に食べるとか、本当に楽しすぎ♡
あっ、そうだ、わたくしの神器のけんちゃんもなので、紹介しましょう。
「この子は、わたくしの神器、けんちゃん。よろしくね」
「にゃー」
「おや、猫ですか?僕達、仲間ですね。獅子と申します。よろしく」
そう言って挨拶に来てくれてのは、太い眉毛見たいな模様があり、見た目はけんちゃんより、大きくてチョー男前、二足歩行で歩いてる、かなり個性的な猫さんの登場ですね~!!




