29話
父様の子供の頃、きっと可愛かったんだろなぁ~。
でも、親がいないなら、色々、苦労したのかな?
誰に、育ててもらったんだろ?
色々気になりますよね。
「じゃあ、父様の子供の頃は、どうやって暮らしてたの?
誰に育てて貰ったの?やっぱりガクサン?」
ガクサンは、お爺ちゃんだから、父様より年上って感じがするし~。
「僕には、子供だった事も無いんだけど…。生まれた時にから、
ずっと、この姿だよ。神は不老不死だからね。
それに、ガクサンて言うか、精霊は、神が生まれた後に、神によって造られたから、存在だから。
ガクサンが、何歳か知らないけど、僕よりは下だね…」
ふぁー!!父様の方が、まさかの年上…。
「?!父様って一体、何歳なの?」
「う~ん、いくつだろう??千、万、それ以上??歳なんて、いちいち数えてないからね~。長く生きていると、大抵の事は、どうでも良くなってしまうかね」
大人のまま、ポンって生まれるって、めちゃくちゃですね。
「まあ、セリには、驚く事かも知れないけど、僕の他にも、セリの身近に、同じ様な生まれの者がいるしでしょ」
「え?そうなの??」
「例えば、顕妙連。
神器も、そんな感じで生まれてくるよね。
顕妙連も、子猫の姿のまま、ずっと変わらないだろ」
おお、そう言われれば、けんちゃんは、確かに、姿が、変わらないですね。
けんちゃんは、わたくしが、赤子の頃から、側にいるのが、当たり前だったから、どうやって生まれて、きたかなんて、考えた事もなかった。
そうか、けんちゃんも、わたくしの神通力が、固まってポンって生まれてのかぁ~。
すると、わたくしは、どうなのかなぁ~。
「わたくしは?ずっとこのまま、変わらないの?」
そこが、気になりますね。
「セリは、生まれてから、成長してるから、子供の姿のままな訳ではないよ。ただ、神である、僕の血を引いているからね、人の子より、知能や、身体能力は、優れているはずたよ。
まあ、簡単に言うと、人の子より、成長が早いって事だね」
成長が早い?そうすると、あっと言う間に、歳をとっておばあちゃんに……。
が~ん!!どうしましょう~!!
「それは、いや~!そうしたら、あっと言う間に、おばあちゃんになっちゃうー!!父様、どうしょう!」
わたくしの一大事ですよ~!!
「え?!何でそんな考えに…。大丈夫、大人になったら、今度は、普通の人間と違い老化しなくなるから、心配無と思うよ。セリは神の子供だから」
「本当に?!よかった」
そっか~。それなら安心ですね。
最近は、父様に色々教えられてばかりですね。
「のんびりしてたら、もう時間だ。そろそろ支度しないとね」
「お仕事の時間?父様、お仕事頑張ってね」
「ありがとう。あっ!それから、今日は、お昼一緒には、食べれないんだ。これから、他の神々との、会うから、そこで会食になると思う。ごめんね」
他の神様との会食ですか!父様も大変ですね~。
竜宮には、他の神様も居るんですね~。
「うん。大丈夫!それなら、お昼は、お弁当がいいなぁ~」
「?お弁当??」
「うん!それでね。お花が、咲いてる、お庭で敷物を敷いて、けんちゃんやシノエ、他にもみんなで、食べるの、そうしたら賑やかだし、お出かけしたみたいで、楽しいから」
「それは、楽しそうだね。お昼の事は、ジェノに伝えて、手配させるよ」
おお、父様のお許しが、出ましたよ。
やったね!
「ありがとう父様」
父様を、見送って、さぁ、わたくしも、屋敷の探検を開始ですよ~。




