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神の娘  作者: アイ氏
222/269

221話

 眩しい光が、部屋を照らすので、わたくしは目覚めましたよ。


そして気が付けば日月星様に用意して貰った部屋で寝ていたのです。


(わたくし、確か昨日は日月星様と流れ星を見て居ましたよね?それから、どうしたんですかね?部屋に戻って来た記憶が全くありませんね)



昨日の事を考えていたら、赤兎ちゃんが、わたくしの起きた気配に気が付いて部屋にやってきましたよ。


「起きたか小娘。朝飯の用意が出来てるぞ!」  


「うん。おはよう。赤兎ちゃん…」


昨日は夜遅くまで起きていたから、まだちょっと眠いんですけどね。


一応、昨日の事を赤兎ちゃんにも聞いて見ましたよ。


「ねぇ?赤兎ちゃん、昨日、わたくしをお布団に運んでくれた??」


そう聞けば呆れた声で答えます。


「はぁ~?何を訳分からん事を!そんな事出来るか!」


確かに赤兎ちゃんは、わたくしよりも小さいウサギさん。


無理ですよね。


じゃあ…。やっぱり日月星様と星を見ながら話している内に眠ってしまったて、ここまで、わたくしを運んでくれたのは日月星様ですかね?


(取りあえず、迷惑を掛けた事を謝って運んでくれた、お礼を言わないとですよね)


そう思い、わたくしは慌てて起き上がり日月星様に会いに行こうとします。


「おい!寝間着のまま出歩くのか?」


「ふぁ!そうでした!」   


(あ!って事は、昨日の夜も寝間着で日月星様と話してたんですよね?ふぁ!乙女にあるまじき失態ですよ///)


早く着替えて会いに行きたいけど、わたくし1人では着替えも儘なりません。


「あの赤兎ちゃん……。昨日、着替え手伝ってくれた。タヌキのタキさんに、また着替え手伝貰いたいから呼んで来て欲しいんだけど?ダメ?」


そうお願いすれば、赤兎ちゃんは呆れたながらも、わたくしの頼みを聞いてくれます。


「はぁー!もう面倒くせぇな。今、呼んくるから、ちょっと待ってろ!」


「うん。ありがとう♡赤兎ちゃん♡」


「おうよ//」


そうして、ばっちり着替えてから日月星様のお部屋へと迎います。


部屋を尋ねれば、日月星様は何か悩んでいる様子で元気がありません。


(わたくし昨日の寝ちゃった後、もしかして、何かしでかしましたかね?う~ん。寝言を言ったとか、よだれ垂らしたとか、それとも寝相悪くて蹴っ飛ばしたとか??)


とても迷惑掛けてしまった見たいで、ここは、お詫びの一手ですね…。


「おはようございます。あの///日月星様。昨日は、その//星を見ていいる内に眠ってちゃった見たいで…。ご迷惑を掛けてごめんなさい」


「いや、迷惑なんて。セリ殿の可愛い寝顔が見れて約得だったくらいだ」


そんな冗談を言われると、わたくし返事に困ってしまいますよ。


「ふぁ//」

 

わたくしの戸惑う様子に日月星様は、何処か楽しそうに笑っているから余計に困りますよ。


「ふふふ」


「でも良かったです。お部屋に来た時は日月星様が悩んでいる様に見えたから、わたくし昨日、何かしたのかと思ってハラハラしましたよ」


「ああ。それは、あの後に色々とあってな……。それで少し悩んでいた」


「色々ですか??」


「でもセリ殿が、昨日、眠ってしまった事とは何の関係も無いので気にする事はない」


そう言われても気になりますよね〜。


でも、わたくしが聞こうとする前に日月星様から声が掛かります。


「セリ殿に聞きたいのだが、セリ殿は何か得意な武芸とかはあるだろうか?」


突然、思っても見ない事を聞かれて、わたくしびっくりですよ!


「はい??突然どうしたんですか??」


「私には『物体造化』という物を造る力があるのだが…。その力で私は武器を造るのが得意だから、何かセリ殿に武器を造って贈りたい思ったのだ」


「物体造化ですか?それってアシア様と同じ?」


「ああ。そうだ。物体造化を知っていたか!なら話が早い」


「はい。以前、アシア様がわたくしに腕輪を造ってくれたんですよ。この腕輪を付けると、わたくしの神通力の状態が分かるんです」  

  

そう言って、わたくしは身に付けていた腕輪を見せます。


「腕輪か。アシア殿は、確か装身具を造るのが得意だったな。正直、私はその手の類を造るのが苦手だが…」


そう言って少し困った様な表情になります。


「それで武器を?でも、わたくし今まで武器を持ったのは自分の神器だけなんですよね。でも神器で何かを切ったりとか戦ったっていうよりも、浄化の雨を降らしたり、火を起こしたり、雨風を吹かせた、だけなんですよ。それに、その後は、神通力を使い切ってしまって何にも出来ないんです」


「つまり武器で戦う事は無いか……」


「はい。それに、わたくしが武器を持っていても多分使わないですし…。わたくしが刃物を持っていると、カヤメに怒られるから…。せっかくのお話ですが…。ごめんなさい」


「いや、いや。セリ殿が謝る事では、アシア殿の様にセリ殿に身に着けて貰える装身具を造れたら良かったのだが…。武器しか造れない私の才能の無さの問題だからな」


 (セリ殿に何か強力な武器を与えて復活した未来の私を倒してもらえればと考えたが…。残念ながら難しいようだ。それに女子のセリ殿が武器に興味が無いのは当たり前だしな…)


(えっと…。断ったのは不味かったですかね??日月星様が、また何か考え込んでしまいましたよ…)


そうして、わたくしも日月星様も、お互い言葉に困り沈黙していると『ドーン』と大きな爆発音が突然、外からしたのです!!

今週もありがとうございました。


早いもので、いつの間にかPV9千人を越えてました。

次は1万人超えを目指して、これからも沢山の方に読んで頂ける様に頑張って書きたいと思います。


また長らく放置していましたが『神の娘〜外伝〜』を近々更新予定です。

更新日が決まりましたら活動報告からご報告させて頂きます。

 

こちらも合わせて、よろしくお願い致します。


広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援いただけると更に書くモチベーションに繋がります。


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