145話
見知らぬ、妖精さんに就活されてしまった、わたくしは一体どうしたら……。
困っていたら、秋風様が、助け船を出してくださいましたよ。
「妖精さん、セリ様は諦めた方が良いですわよ。セリ様は、大海の神、セト様のお嬢様ですもの。お父様と地上でお暮らしだから、精霊が使える事は難しいでしょう」
「ひっ!!セト様の……知らぬ事とは言え大変失礼いたしました。申し訳ございません」
うぁ~~。父様のお名前聞いて妖精さん、真っ青ですよ~!
(う~ん。父様一体何したんだろ……)
「はぁ~。今年も主様は、見つけられそうにない……」
妖精さんは、とても落ち込んでますね。
「………えっと……」
落ち込んでいる妖精さんになんて言って励ましたら……。
「妖精達も、精霊になる為に必死なんですわセリ様。
何せ精霊は、神々と同じ様に不老不死ですが、妖精には寿命があって、寿命が、尽きるまでに精霊にならないと消えてまうんですから……」
「ふぁ~!」
それは必死で神様に就活しちゃいますよね!
(う~ん。この妖精さんを、助けてあげられないかな?そうだ!!)
わたくし良いことを思い付きましたよ。
「秋風様。この妖精さんにお化粧は出来ませんか??わたくし見たいに綺麗に変身できたら、お使え出来る神様が、見つかるかも知れないですし」
そう神様はみんな美意識高いですし。
「まぁ~。セリ様。それは面白そうですわね。そうしましょう!」
そう言うと、秋風様は、フツさんを呼んで何か持って来させましたよ。
「ふふふ。私が、持つ中で一番小さなお化粧道具ですわ」
そう言うと、秋風様は、妖精さんのお化粧を初める。
そして妖精さんは素敵に変身しましたよ。
そんな様を見ていた他の妖精さんが、いつの間にか沢山、集まって来ました。
(あの、秋風様、どうしましょう。妖精様が、沢山集まって来ましたけど……)
(大丈夫です。みんなお化粧してあげましょう。セリ様、私を、手伝ってください)
(はい)
こうして、秋風様と妖精さんのお化粧に追われあっと言う間に時間は過ぎていったのです。
「ふぁ~。疲れましたね~」
「ええ……」
沢山の妖精さんにお化粧したはずなんですが……
それでも妖精さんは減りません……。
う~、まさかこんなことになるなんて……。
「やれやれ。いつまでも帰って来ないから、迎えに来たよ。セリ」
ふぁ~。父様まさに救世主ですね~。
「おや。今日はやたらと、美しい妖精が、来ているなって思ったら、秋風とセリが、お化粧して上げてたのか。まだ妖精達は沢山居るし、これは遊びの邪魔したかな?」
いやいや、全然邪魔じゃあないですよー!
そうして父様は引き返そうします。
わたくし、慌てて引き留めましたよー!
「待って父様」
「ん?どうしたの?セリ?」
「あのね。妖精さん達が、沢山集まって、困ってたのなんとかして……」
「う~ん~。僕としては、妖精の就職活動の邪魔を、するのは気が進まないなぁ~」
ふぁ~。父様まさかの妖精さんの味方……
「でも~~」
「そうだな。セリが僕に助を、求めるんだったら、
『お父ちゃま、助けてくだちゃい~♡』って言ってごらん」
「はい???」
「だからね。助けて欲しかったら、ちゃんとお願いしてくれないとね」
うぅ~~そんな恥ずかしい赤ちゃん言葉でお願いしないといけないんですか~?///
ですが、わたくしも秋風様も疲れてますし、妖精さんは、どんどん増えるばかり仕方ありません!
「///お、お父ちゃま、助けてください~♡//」
//恥ずかしい、穴があったら入り込んで、ずっと引きこもりたいですね//
それなのに、わたくしの渾身のお願いに父様は微妙な表情!
「う~ん。微妙に言葉が違うし。なんか期待してたのと違う……」
どんなのを期待してたんですかね?!
まさか、やり直しですか?!
「まあ……。いいか…」
そう言うと妖精達に向かって父様が喋ります。
「さて、遊びの時間は終わりだよ。さっさと解散したした」
父様の言葉は軽く柔いカンジですが、凄い威圧感を感じるんですよね。
その威圧感を妖精さん達も感じたのか、皆、一目散に逃げて行きましたね。
更新遅れてしまいました。申し訳ありません。
わたくし事ですが、メ◇カリで買った斑入りのモンステラの茎伏せに成功して、根が生えのに、誤って鉢を落としてやっと生えた根が完全に折れ、やっと出た芽の葉が開く前に枯れ出してきてとても落ち込んでました……。
もう一つは、葉が一枚生えた後、成長がなく葉が枯れ出してますし。
2株とも高価だったのでショックです。
まだ完全にダメになっていないので、復活してくれる良いのですが、寒い時期に突入したらダメでしょうから、ほぼ諦めてます…。
モンステラ ロスショックで書けなくなっていました。
ですが、また来週更新頑張ります。
よろしくお願いいたします。