13話
翌日、父様の命令で、お庭には早速、バラの花園を造る工事が開始されましたよ。
また、もらった子うさぎちゃんも、専用の小屋が用意されて、いつでもすぐに会えるのです。
(父様、いい仕事してますね~♡)
後は、うさぎをくれた、あの子が気になります……。
処刑とか、牢屋に入れられて無ければいいのですが………。
けんちゃんに、お願いして様子を見て来てもらいましたよ。
王宮とても広く、様々な建物があります。
まずは、わたくしや父様の住む宮殿。
そして、人質が住む宮殿や他国の使者などを泊める宮殿と、宴の会場の場所、その他諸々、沢山の建物が、存在します。
人質の方のいる場所は、わたくしの住む所から結構、離れていて、王宮でも隅っこなので、やっと歩けるようになった、わたくしには遠くて行けません。
けんちゃんの調べによると、あの子は、アクト王子と言う名前で8歳だそうです。
祖国では、第一王子様で、本来は、跡継ぎのはずですが、お母様が、早くに無くなって、後妻の継母にも、王子が生まれ、跡目争いに負け、やっかい払いよろしく、この国に人質にだされたとか…。
当然、そんな事情では人質としてたいして価値もなく、うちの国でも戦が起こる前から、空気扱いだったのです。
戦が初まる頃には、見張りを付けられた監禁されたり、見せしめに処刑しよう等、話も有ったらしいのですが……。
しかし、戦も終わり、祖国の民は、この国の支配をすんなり受け入れたため、あの子をこの王宮から連れ出したり、王様に担ぐ動きもなかったとか………。
この国は、併合した国や敗戦国に、とても寛大で、この国に支配された、国の平民達は、以前より、豊かで、安定した生活が送れる為、不満もなく、命がけで逆らう者もいないと言うのだから、うちの国は、すごいですね~♡
その為、戦が終わると、再び空気の様な存在になってしまい、それが幸いしたか、生き残れたみたいですね…。
わたくしの、母様は、身分の低い母親から生まれ、正室や異母兄弟達に、疎まれて、この国に人質とし送られ来たので、ちょっとにてますね…。
なんだろう、この国、人質と言うより、邪魔者扱いされてる、他国の、人間の引き取ってるだけの様に思えますが………。
しかも、関係の良い国は限定ですが、名目は、人質ですが、自由に、国に帰ったりする事もできるのだとか、後は、父様との縁談を期待して、年頃の娘さんを、人質にだす国もあり、最早、それ人質ちなうー!と突っ込みたいですね~。
まあ、なにはともあれ、アクト王子も無事ですし、よかった、よかった♡




