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神の娘  作者: アイ氏
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108話

食べる場所も確保して、お料理が配られている屋台が立ち並ぶ場所へと皆でやって来ましたよ。


園芸の方とは違い、こちらは凄く混雑していますね。


ここで迷子になったら一貫の終わりです。


そう思っていたらユジンが、わたくしに声を掛けてくれます。


「あ、あの姫様。姫様が迷子になったら大変ですから、また抱っこしても良いでしょか//?あ、おぼんは、今すぐ片付けてきます」


ユジンは、少し照れながらそう言って、おぼんを片付けに行ってしまいました。


「お待たせいたしました。では、姫様失礼いたします」


そう言って、また抱っこしてくれます。


「うん。ユジンありがとう」

ここは素直にユジンに甘えましょう。


(階段の登り降りも、結局ユジンに抱っこして貰ってるんですが、ここも甘えて大丈夫なんですかね?)


「わたくしは、ありがたいけど、ユジンは大丈夫?腕とか疲れない?」


ユジンは、優しい笑顔で答えてくれます。


「はい。私なら大丈夫です。心配いりません」


(ユジンは、ほんと優しですね♡)


「ありがとう。じゃあ、どこのお店に行こうか?」


そんな話をしていたらアズが、手を上げます。


「お嬢様。俺のオススメのお店に行って見ませんか?」


「アズの?」


「はい。そのお店は、ちょうちん草の実で作ったつくね焼きのお店で、とても美味しいんですよ」


話を聞けば食べて見たくなりましたよ。


皆も賛成の様です。


「賛成にゃー」


「うん。じゃあ、早速いこー」


こうしてアズのオススメのお店に来ましたよ。


お店の中で焼いているからか、香ばし匂いがします。


「このお店のつくねは、ちょうちん草の実をすり鉢で丁寧すり潰してから、細かく刻んだ葉と種を入れていていて、歯ごたえが、あって美味しいんですよ」


「ふぁー!色々と手が込んでますね!」


「はい。おかずとしても、酒のおつまみにも最高なんです!」


見た目も、焼き目がしっかりついてて、食欲をそそられます。


まあ。わたくしお子ちゃまなので、お酒は飲めませんけどね…。


「お嬢様。次は、私に紹介させて下さいませ」


今度は、シスカがオススメのお店を案内してくれます。


「こちらは、ちょうちん草の実と葉の爆弾茶漬けです」


丸い形のおにぎりに焼きおにぎりに見えますが……。


するとシスカが料理を詳しく説明してくれます。


「この焼きおにぎりの中には塩焼きにしたちょうちん草の実と葉が、入ってまして器に入れて、熱いお茶を、注いで崩しながら食べるんです。もちろん、おにぎりとして食べられるんで、2通りの味が楽しめるんすよ」


「おお。それはお得ですね」


こちらの、お茶漬けも早速いただきましょう。


こうして次々におぼんに料理が並んで行きます。


わたくしと、けんちゃんとユジンと流氷丸さんの分は、アズが貰ってくれてます。


「次はどこのお店にいきましょうか?」


「それなら、今度は私に紹介させてくれ」


そう言ったのは、何と冬厳様です。


冬厳様が、お店紹介とか、ちょっと以外でしたが、どんなお店を紹介してくれるんでしょうか?


そうして皆で冬厳様に付いて行きます。


「ここだ。ここは天界からの出店したいる店だ。この店の料理はちょうちん草の身や葉入り粕汁だ。天界一のお神酒と評判の酒の酒粕を使っていて、まろやかで実に上手い!」


酒粕ですか?!


まあ煮てあるし、お酒では無いからお子ちゃまでも大丈夫ですかね?


ユジン達も何も言わないし、アズも皆の分の粕汁を貰ってくれてます。


「次は、私めのオススメを」


そう言って来たのは獅子さんです。


冬厳様が紹介してくれた隣のお店に来ましたよ。


この辺は天界からの出店のお店が集まっているみたいですね。


「私のオススメは、お菓子でございます。こちらのお店のおまんじゅうは、生地にちょうちん草の葉を練り込み、あざやかな緑色で、餡には、ちょうちん草の種を細かく刻んだ砂糖漬けを入れてますね。甘くて、カリカリの食感が美味しいんですよ」



おお~ちょうちん草のお菓子もあるんですね☆


色々な料理が、あるものですね~☆


こうして、色々お店を回っていた時です。


通り掛かった、お店から聞き覚えがある声がします。



「いらっしゃいでありますー!地獄名物地獄温泉卵、いかがでありますかー?!美味しいでありますよー!」


白い毛、赤い目のうさぎ、あれはユキちゃん?!


まさか、ここで会えるなんてびっくりですよー!


広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援いただけると書くモチベーションに繋がります。


よろしくお願い致します。

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