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神の娘  作者: アイ氏
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101話

竜宮に久しぶりにやって来たましたよ。


アズも竜宮も変わってませんね。


「アズ、久しぶりにゃ~」


真っ先にけんちゃんはアズに挨拶をします。


とても仲良しだし、一番、再会を喜んでますね。


「神器様、お久しぶりです。それから、ユジン様と白尾様ですね。主より伺っております。ようこそ竜宮にお出でくださいました。さあ、船で屋敷までご案内いたします。こちらへ、どうぞ」


そう言うと、アズが船に案内してくれましたよ。


わたくしは以前に父様と来ているし、ユジンも来た事があるので驚きませんが、白尾は船の移動に驚いていますね。


船の移動中も、周りを『キョロキョロ』してます。


「ここが竜宮かぁ~!!なにやら地上とは雰囲気が違うの~!!」


そうして景色に見惚れている内に船が屋敷に着きましたよ。


船を降りて改めて2人を見ると、ユジンも白尾も何か色々と荷物持って来てますね。


「ユジンも白尾も、一体、何の荷物を持って来たの?」


「私は、主に着替えと王宮で出来なかった書類を…」


竜宮には、ユジン達の着替えの用意は無いのかな??


それに仕事の書類って……。遊びに来てまで仕事ですかー?


白尾の方も着替えを持って来ていましたか。


「わしも着替えとか、あとこれじゃ!!」


そう言って、箱を包んでいた風呂敷を解き箱を開けると中から出て来たのは、ちょうちん草です。


「ちょうちん草?!」


「そうじゃ。前にセリが竜宮のお土産にくれたヤツじゃ!!ちょうちん草の大会があんるじゃろ?わしも参加しようと思っての…」


お土産にあげた、ちょうちん草を枯らさず育てていたのも驚きですが……。


まさかそれを持って来て、ちょうちん草の大会に参加ですか?!


そもそも事前に登録もして無くて参加出来るんですかね?


「う~ん。大会に参加出来るのかな?」


わたくしがそうぽつりと呟くと、白尾はガッカリした表情になります。


「ダメなのかー?!」

ちょっと可哀想なので、ジェノに聞いてみますか。


「わたくしにはわからないから、ジェノに聞いてあげるね」


「本当かー?セリ頼む!!見てくれ、このちょうちん草を見事じゃろ!きっとわしの優勝じゃな!」


ゆ、優勝って、凄い自信ですね~。


確かに、白尾のちょうちん草は良く育っていると思いますが、優勝候補の春眠様やエンラ様だってきっと凄いと思うし……。


難しそうですね~



そうして屋敷の前で、人魚の皆さんが、お出迎えしてくれましたよ。


「お嬢様。またお会い出来て嬉しゅうございます。ようこそお出でくださいました」


そう言って、ジェノが、最初に声を掛けてくれます。


「ジェノ!久しぶりね。またよろしくね。えっとシノエは?」


シノエはどこでしょうか?


見当たりませんね…。


「お嬢様。もう訳ありません。シノエさんは、今回ちょうちん草の大会の準備と審査員を務めますので、お世話係りは、こちらのシスカが致します」


(ちょうちん草大会の審査員!!びっくりですね~!)


シスカは、父様と潜水艇に乗った時に、わたくしのお世話係として、シノエと一緒に色々お世話になりましたね。


「分かった。シスカ、よろしくね」


「お嬢様、お久しぶりです。シノエさんに負けない位頑張って、お世話いたします。よろしくお願いいたしますね」


「うん。よろしくね」


「皆様、お疲れでしょう。どうぞ屋敷でごゆっくり下さいませ」



ジェノの案内で屋敷の中で、ゆっくりと、お茶をする事になりましたよ。


相変わらず、竜宮のお菓子は最高ですね~。


そして白尾が、わたくしを『チラチラ』見てますね。


(きっと、ちょうちん草大会出場の話をして欲しいんですね)


「ジェノ」


「はい。お嬢様」


「あのね。白尾が、ちょうちん草の大会に参加したいんだって、大会に参加出来るかな?」



「大会の参加には、事前の登録が必要なのですが……」


やっぱりですか?!


だから、春眠様が父様に大会前に参加資格剥奪を、なんとかしてくれ~って父様に頼んだんですね。


「ですがお嬢様の頼みですし。特別に飛び入り参加を認めましょう」


「本当?!ありがとう。ジェノ。白尾よかったね」


「やったぞ。セリ、ありがとうの!明日のわしの活躍見てくれよな」


こうして、白尾も大会に飛び入り参加する事になったのです。


今週も読んで頂きありがとうございました。

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よろしくお願いいたします。

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