表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の娘  作者: アイ氏
101/269

100話

「ユジン。ちゃんと休まないとダメだよ!!無理して、わたくしの所に来なくてもいいんだよ」


わたくしの心配にユジンは笑顔で答えます。


「姫様、大丈夫ですよ。冥府では、これ以上の忙しいさでしたし、まだまだ余裕ですよ。それに、姫様や陛下とのお茶や食事をしている時が、私にとって一番心が休まるのです」


そんな風に言われると、わたくし照れちゃいますよ。

本当に無理はしていないんでしょうか?


わたくしは、もう一度確かめます。


「//ユジン、本当?無理とかしてない?」

そう聞けば、ユジンはすぐに返事をしてくれます。


「はい」


わたくしも、ユジンとお茶や食事はとても楽しい時間ですから、良かったですよ。


でもユジンは、まず冥府の働き方改革より自分の働き方改革を考えるたほうがいいと思いますよ。


そうしてユジンといい感じになっていたら、白尾が水を差します。


「わしを忘れるな!!とにかく、セトの所に抗議じゃ!!わしやユジンが、どれぼ大変だったか!!休暇を貰わんと割にあわん」


そう言って引きません。


(まあ、白尾の場合、竜宮に行きたいだけだと思うけど、父様にお願いして見ましょう)


そうして、3人で父様の所に行きましたよ。


普段は、仕事の邪魔をしてはダメだと思って絶対に行かない執務室へ、わたくしがやって来たので父様は少し驚いてます。


「セリ、どうしたの?ここには1度も来た事がないのに?」

そう言われれば、やっぱり悪い事をしたのかと思い謝ります。


「ごめんなさい。やっぱり来ちゃダメだった?」


(仕事場ですもんね。お子ちゃまのわたくしが来ても邪魔なだけですよね~)


だけど、父様はあっさりと否定します、


「そんな事はないよ。大丈夫だよ」


そう言って、わたくしを優しく抱っこしてくれる。


わたくしは、それが嬉しくなり、再び会いに来ても良いか尋ねます。


「本当?じゃまた来てもいい?」


「もちろん。いつでもおいで…」


「うん」


ほのぼのと父様と会話が続き白尾は、当初の目的を忘れるなと言わんばかりにつ込みを入れて来ます。


「あー 呑気に会話しないでくれ!!」


おお、そうでしたね。


一応、わたくしから父様に白尾も竜宮に一緒に行っても良いか尋ねます。


「あのね。父様、白尾が、お休み欲しいんだって。それでね。わたくし達と竜宮に行きたいんだって!」

当初父様は不機嫌になりますが


「休み…?セリと竜宮に…?」


白尾の怒りの勢いに、ちょっとだけ父様が押されましたよ。


「そうじゃ!よくも、わしらにお前の仕事を押し付けてくれたな!!」


父様、同様してますね…。


「…………そんなことは、、」



父様は、わたくしの為に時間を作ってくれたんだし、わたくしは責められませんけどね。


白尾は、ジリジリと父様に詰め寄ります。


「とにかく、わしに休み寄越せ~~~!わしもセリやユジンと一緒に竜宮に行かせろ~~」


仕方ありません。ここは、わたくしも加勢しましょう。


「父様。白尾もこれだけ、竜宮に行きたがっているんだし、良いでしょう?」


わたくしは、おめめ『ウルウル』お願い作戦ですね。


「わかった。セリが、そう言うなら……」


父様は、対に白尾の同行も認めてくれましたよ。


「本当か?!やったー!!」


こうして白尾も、一緒に竜宮に行く事になったのです。


◇◇◇


夜、わたくしは父様のお部屋にやって来ましたよ。


「父様、今日は一緒に寝よう?」


そうお願いすると、父様はあっさりと許してくれます。


「うん。いいよ。おいで」


わたくしは、父様の寝床に潜り込みます。


(よく考えてれば父様と離れるのは、これが初めてですよね…)


もちろん竜宮には、ジェノやシノエがいるので、何も不安はないですが……。


今夜は、少し不安な気分なんですよ。


「………」


「どうしたの?」


父様も、わたくしの様を少し心配したのか聞いて来たので、わたくしは急に恥ずかしくなってしまいます。


「ううん。何でもない。おやすみなさい」


(わたくしお子ちゃまだけど、そこまで甘えん坊じゃ無いんですよ///)


「おやすみ。セリ」


そして翌日は父様も竜宮の門まで見送ってくれた。



「門の向こうには、アズが迎えたに来ているから、大丈夫だと思うけど、気を付けて行っておいで」



「うん。いってきます」


「ユジン、セリを頼んだよ」


「はい。お任せ下さい。では行って参ります」


「わしには、なんもないのか??」


まあ、父様が、白尾に何か頼む事は無いですよね。


「え?ああ、いってらしゃい」


「待つにゃ!!」


慌ててけんちゃんが飛び込んで来ます。


(ふぁーけんちゃん!すっかり忘れてましたよ)


こうして、皆で出発ですね。



門を通ると、そこはもう竜宮です。


「お嬢様。お久しぶりでございます」


竜宮側の門では、アズが、わたくし達を待っていてくれましたよ。


外伝の方を、書のに時間を、取られている為に更新遅くなってしまってます。


ですが、土曜日には、更新いたします。引き続きよろしくお願いいたします。


外伝も、1ヶ月立たない内に、ユニークが200人越えと、沢山の方に呼んで頂き本当ありがとうございます。


これからも、よろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ