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神の娘  作者: アイ氏
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99話

「姫様の、お供で私が竜宮にですか?!」


「そう、セリが、どうしても行きたいって言うし。でも、まだ小さいから1人では心配でね」


(そんなに心配なら父様が一緒に行ってくれればいいのにね…。そこは、絶対に嫌なんですね~)


ユジンは、わたくしと一緒に竜宮に行ってくれるかな?


「かしこまりました。先程の陛下のお話の事もありますし、この命に変えても姫様をお守りいたします」


う~ん。ちょっと大袈裟な気がしますが、ユジンと一緒なら父様は許してくれるので。助かりましたよ。


(そもそも、父様の言う公開処刑ってなんですかね??イミワカリマセン…)


でも、わたくしもユジンとお出かけは楽しみですよー!


「ありがとう。ユジン大会が楽しみだね!ユジンは、竜宮や、ちょうちん草の大会に行ったことあるの?」


「大会はありませんが、竜宮には冥府の補佐官時代に、エンマ様が天界に上がられる時に、お供で何度か立ち寄りました。竜宮のジェノ殿を初め竜宮の皆様に、色々とお世話になりました」


「へぇ~。そっか、じゃあ、竜宮のみんなと知り合いなんだね」


「はい」


こうして、わたくしは竜宮に行く事になったのですが、竜宮に行、前日のお昼過ぎに白尾が、わたくしの部屋に乱入して来たのです。


「聞いたぞ、セリ!!ユジンと一緒に明日、竜宮に行くって!

ずるいぞ!なんで、わしを誘ってくれんのじゃ?ひどいではないかー!!」


白尾、久しぶりに会いましたね。


誘わなかったのは、『すかっり存在を忘れてましよ』とは言えません!


「え?だって、白尾は最近会ってなかったし、忙しいのかな?と思って…」


ここは、それっぽい言い訳で乗り切りましょう…。


「うむ。確かに。最近なんかやたらと仕事が増えてな!忙しいかったんじゃ!だからこそ休みが欲しい。セリと一緒にわしも竜宮に遊びに行って癒されたいのじゃ♡」


「そんなに忙かったの?」


「おお、そうじゃ。まあ忙しいのは、わしだけじゃ無い。ガクサンやユジンもじゃあ!セトは、少し余裕な感じじゃが…」


父様は、まあ確かに、毎日わたくしと、ごはん食べて、お茶したり、庭を一緒に散歩してりしてるし~。


でもユジンが忙しいのは初耳ですね。


ユジンは、父様といつも一緒に、わたくしと、ごはん食べて、お茶して、わたくし話相手になってくれてるし~。


「ユジンが?毎日忙しいの?でも、わたくしの所に毎日来てたけど…」


「そ、そんな馬鹿な!あの仕事量じゃぞ!あやつ、どうやって仕事を終わらせておるのだ?!」


う~ん。わたくしもユジンが心配になってきましたよ。


今まで、仕事の邪魔をしてはと思い、遠慮してきましたが、ちょっと父様達の職場見学ですね。


◇◇◇


そうして白尾に案内されて、政庁に向かいます。


(ふぁ~沢山の人がいる。初めて入りましたよ)


ユジンが仕事をしている執務室を訪ねます。


扉が開けば、わたくしが訪ねて来た事に、ユジンは驚いています。


「姫様!」


「エヘヘ。ユジンちょっと会いたくなって来たゃたよ」


「あ、はい。ど、どうぞ。書類等がありますが…」


そう言って、入った部屋で見たのは、大量の書類です。


(ひぇ~なんですか?この書類の山は!!!)


ユジンは、いつから事務の仕事に転職したんですかー!?


「姫様?どうされたんです?」


「白尾から、ユジンが最近忙しいって来たんだけど、この書類の山はどうしたのー?!」


「ああ、これですか。これは、多分、陛下の仕事が、こちらに流れているんです」


「と、父様のお仕事??」


「はい」


「なぜ、父様のお仕事がユジンに?」


「陛下も、忙しいからでは?それに姫様との時間も取りたいのでしょう」


父様、ユジンを一体どんだけこき使ってるんですか?!


白尾もわたくしが気になっていた質問をユジンに浴びせます。


「ユジンは、この書類の山を、どうやって毎日やってるんじゃ?!」


あっ!やっぱり白尾も気になりますよね?!


「う~ん、そうですね。この執務室に泊れば、その分、時間が余りますし、他にも夜明けに仮眠して、夜中までやったり、食事を食べずにやるとか…色々です!」



えー!!そんな無茶苦茶ですよー!!それで体は大丈夫なんですか?!

更新遅れました。今週の更新は一話になります。よろしくお願いいたします。


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