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それって異世界転生とちゃうちゃう!  作者: kou2199
新章 新大陸編
94/179

舞台は南極へ・・

タランの経験が活かされていきます

からくも生還を果たしたタランだったが休んでいる暇はない

早速社長室にあつまり報告会議


「かくかくしかじかでした」タラン


「話を聞けば聞くほど奇跡的だったのだな」スタージナス

「タラン様の臨機応変の対応がなければ我らは全滅でした」隊員一同

「いえ、以前に大王から南極大陸の存在をお聞きしていたのが役に立ちました」

「それにしても装備が満足で無かったのに素晴らしい対応でした」アスタージナス


「しかし、これで発見された縮小体は7千万、あと3千万ですね」

「私の予感ですがアニソンには多分数万程度の縮小体しか分散されてないでしょう

ほとんどが南極大陸に転送されたと思います」タラン


「それでもアニソンは捜査しなければならないな・・・」スタージナス

「多分罠の転送魔方陣が2~3、そしてダナカにもまだ存在するでしょう


「南極大陸にも捜査隊を派遣する必要がありますね」イーシャ

「しかし、極寒で広大な南極大陸で一体どのくらいの金がかかることやら」

「全自動運転の雪上車の開発がほぼ完了しています。完成すればかなりの

低コスト化が見込めます」ダニア


「ジャングル探索に比べれば極寒対策さえすれば以外と容易かもしれません」

「机上で語るのと実際の現場は全く違う、あの吹雪は人知を越えてる」タラン

「は、全自動運転雪上車は猛吹雪の時は自動で結界魔法を張るシステムが

完成し吹雪の中進行することは不可能ですが待機すれば危険は回避できます」


「うむ、結界魔法があればあれほどの思いはしなくてすんだな」タラン

「また、自動作成3Dマッピングシステムを備え好天時にGPSとレーター

ソナーを併用し自動的に地図を作成する装置を開発しました。


「うむ、救援で来た雪上車のマッピングシステムには驚いた」タラン

「魔物が多く分布する地点に縮小体保存庫の可能性が高いのも発見してます。」

「多分、ダナカとアニソンに生息していた自然発生の魔物達がダクーミの仕掛けた

転移魔方陣の餌食になってるのだろう。なんとも残酷な事」スタージナス


「とにかくダクーミの魔方陣を察知出来る装置を早急に開発しなくてはなりません」

「しかし、どうやって作るのか・・・手がかりもなにもない状況です」ヘホコ


「一度タラン様が罠にハマった地点を捜査する必要がありますね」イーシャ

「しかし、それはあまりにも危険、範囲も方法もわからないのに・・」ダーリャ

「転移されてもいいような装備が必要だろう」スタージナス

「ですが転移先が同じ場所とは限りません・・リスクが多き過ぎます」

「いや、ダクーミは定期的に縮小体を南極に送る必要があった筈きっと

転送先は同じだろう。そして必ず南極側にもこちらに戻れる魔方陣があるはず」


「ダクーミの分身ヴァイスが13人も居たわけですね・・・」アスタージナス

「うむ、これほどの大規模な事業はさぞかし大変だったことだろう」スタージナス

「大戦時にゲルマニアがあっさり負けたのも予算が枯渇してたからかもしれません」

アスタージナスは語る


「いや、ダクーミの目的はゲルマニアの支配では無く人類を抹殺するのが

本来の目的だったのかもしれん」スタージナス


「それでしたらその場で処刑すれば済む話、なぜ縮小体にして各地に分散させたのか

理由がわかりません」ゴブータ


「こんな話を聞いたことがあります。地雷は人を殺すのではなく怪我をさせる為の物

治療を行う為に多大な人力とお金が必要だから」アスタージナス


「我を、我が大アスタージナスをとことん困らせる作戦か・・・」スタージナス

「はい、我々への挑戦状でしょう」アスタージナス


マハッタンに一行は戻りタランは治療、その他の者は対策と研究に時間をさいた

今回⒉千万の縮小体が発見されたことで一部の離散家族が再会を果たせたが

まだまだ不十分、家族全員を取り戻せた所帯はほとんど皆無。

「ダクーミめ、なんと狡猾で徹底してるのだ・・・」スタージナス


世界一の規模を誇る「東インド会社」の大会議室で一行が会議を重ねる

かってアスタージナス王宮内にあった大広間の10倍以上の部屋の中に

1000人規模で会議が出来る施設が完備してる。正面に超大型モニターを配し

中央をぐるっと半円形上に囲む様に机と椅子が配置されてる

各個にタブレットがセットされてマイクも完備されてる


「この様に近代的な会議室は初めてだな」スタージナス


「将来はこの形にて議会を作る予定です、ここはその試作です」ウラアール


「さて、タラン様が消息を絶った地点がGPSの記録からほぼ判明しました」

「まずはその地点の調査だな」スタージナス

「ですが多分移動魔方陣はステルス化されてて目視による発見は不可能でしょう」

「しかし、ダクーミ達は縮小体の移送に何度も使ったのだから自分自身で

なにか目印みたいな措置はしてあるはずと予測するが?」スタージナス


確かに・・・一同頷く


「それが見つけられれば他の地点でも応用が利きそうですね」イーシャ

「寒期が終了してから一度現場に行ってみないと判断できまい」スタージナス


「あと2ヶ月位時間ありますのでそれまでに予想出来る事態に対処する

研究を行います」ダニア


「南極にも常設基地を設営する必要があります」アスタージナス

「専用の砕氷船の開発を急いでいます」ヘホコ

「ダクーミは狡猾で悪党ですがお陰で最新鋭の研究が出来てます」ダニア

「いかにも研究畑らしい発想じゃな」スタージナス

「今回の研究開発は人類にとってかならず役に立つと確信してます」ロムロ


「よし、アニソン行きを当分見合わせるのなら我が南極基地設営に向かおう」

「しかし、想像以上に過酷です、出来れば他の者に・・・」タラン

「いや、この役目は我以外にない」鼻息荒いスタージナス


「父上が一旦言い出したらもう駄目ですからね」ウラアール

「お待ちください、その前に研究開発するべき装置や設備が山ほどあります」


「ダニア、なにをしてるか!さっさと支度せい!」スタージナス

「早くと言われましてもたった今会議で決まったことです」冷汗のダニア

「それと研究者にとって南極は聖域に近い存在、私も同行します」ダニア

「ほう、お主が研究室から出るなんて初めて聞いたわ」

「私を引きこもりかなんかと勘違いされてますね」苦笑いのダニア


「砕氷船までは同行してよろしいでしょうか?」ダーリャ達

「うむ、是非頼む」スタージナス


今回の作戦には空母、護衛艦、輸送船、そして新型の砕氷船の4隻で行動する

極地に近づいたら砕氷船が単独行動する、空母は研究室からの新開発された

装置とか部品を空輸する目的と万一の事態に備える。


護衛艦には新型の救援物資用のミサイルが満載されて要望があれば

即座に目標地点にピンポイントで物資を運搬出来る。


南極基地設営部隊は合計500人の構成ウチ砕氷船に乗り込む隊員は120名

残りは後方支援部隊。常設基地が完成後は隊員500人魔物兵500程度が

派遣され常駐する、少人数単位の探索隊にて常時探索任務を行う予定。

スタージナスは南極基地隊長として赴任する。事件解決まで任期は未定

本人の強い要望でダニアも副隊長として赴任する


「広い南極大陸を探査するには人数が少なすぎるがなにも分からない現状では

これ以上人員を割く訳にもいかんしな」スタージナス


「で、タラン達の調査はいつはじまるのだ?」

「はい、コチラの南極基地設営を先行で行いますので」ダーリャ

「だな、万一ダナカから転送されてしまってもコチラで受け入れられるしな」


「ということで本日から約一ヶ月南極までの船旅だがよろしくたのむ」

スタージナス


「コチラこそよろしくお願いします」メイド服イーシャ達の元気の良い挨拶

「性能上仕方ないがこの砕氷船は前の豪華客船や社員寮船よりも二回り小さいな

おかげで我々の社長室と寝室も狭いことよ・・・」


「贅沢は敵ですよ」ダーリャ

「贅沢三昧のお主からその言葉が出るとはな」苦笑いのスタージナス

「とは言ってもこの社長室もなかなかの作りよの」スタージナス


「南極は研究対象としては最高の場です」

研究員部員として同行したゴブータもダニアと同意見


「しかし、其方は第一王女南極に居座られては困るぞ」スタージナス

「しかし、大王の帰国要請が出るまでは研究に没頭する予定ですから」

「あやしい術を使う其方だが本質は研究馬鹿なんじゃな」スタージナス

「あやしいって・・・孫に向かってなにを言うのですか?」ゴブータ


「とにかくタランに同行するヘホコとロムロの代役としてダニアを助けてくれ」

スタージナス


「いえいえ、もはや研究開発能力はゴブータ様が一番、私は補佐です」ダニア

「たしかゴブータの怪しい術のお陰で研究室を追われてしまったのだったな」


「その節は研究員の皆様に大変ご迷惑をおかけしましたが今の私は十分に

術のコントロールが出来ますのでご心配は無用です」ゴブータ


「いや、怪しい術など使わなくても其方の美貌は・・・」スタージナス

すっかり幼女から妖精染みた神々しさを帯びた美少女ゴブータ


「オーラがふきだしてるわい」眩しすぎて目のやり場にこまるスタージナス

しかし、ゴブータの言うところの術のコントロールが出来てるのは本当らしい

気が狂わんばかりの感情を起こさせない技を発してるらしく

男の研究員は誰1人「発狂」しなくなってる。むしろゴブータと仕事出来る

喜びに満ちてる様だ。


「というか其方洗脳魔法使ってないか?研究員の挙動が不審すぎるわい」

「いえいえ、そのような卑怯な技は一切つかってません」ゴブータ


「とにかく研究員の仕事がはかどることは良いことですので」ダニアが庇う

「今回の任期は無期限なのに人員募集に100倍近い競争率でしたから」ダニア


「それだけ優秀な人材ばかりなのは大歓迎じゃな」スタージナス

「すでにこの砕氷船自体にも数々の改良が施されています」ダニア


「ほう」


「今までの砕氷船は船首を強化して氷を砕いて進むのが一般でしたが

本船は更に先端部に結界魔法を応用した魔法砕氷を採用してます」


「結界魔法の応用とな?」


「はい、結界魔法は結界に触れた物をはじき飛ばす性質があります

それを応用すると分厚い氷でも四方に蹴散らす能力があるのです」ダニア


「確かにドラゴンのブレスでも弾く能力があったな」スタージナス


「しかし、物理攻撃を受け続けると結界も疲弊していずれは破られてしまいます」


「その対策は?」


「は、結界魔法を一定時間ごとに張り直す技術を開発しました」ゴブータ


「更に今回は分厚い流氷とか氷塊が行く手を阻んだ場合は新型ミサイルで破壊します」

「徹甲弾と遅延信管を備え氷塊の奥までミサイルを打ち込み遅延信管で内部から

爆破する仕組みです」


「更にGPSとレーダー、ソナーを併用し周囲を常に3Dマッピングしますので

不意に氷に閉ざされるような事態には陥りません」


「三重四重の安全対策なのだな」スタージナス


「それでも危険に及んだら避難専用ミサイルにて瞬時に後方支援部隊まで

避難できます。」


「まさに万全ということだな」スタージナス


「ですが、あくまでも机の上での事、現場に行けば困難に直面することでしょう」

「特に猛吹雪の中ではすべての手段は使用不可能です」ダニア

「その間はとにかく我慢するしかなさそうだな」スタージナス

「場合によっては数ヶ月幽閉とかの覚悟も必要でしょう」ゴブータ


「食料と、燃料の備蓄だけは欠かせないな」スタージナス


「タラン様の調査が開始して魔方陣の対策が出来上がるまで南極での

捜索活動は禁止です、下手したら一年間ぐらいは基地から一歩も出れない

かもしれません」アスタージナス


「しかし、前回タラン達が遭難したポイントには少人数でも待機しないと

万一タラン達が転送されたときに救助出来ないぞ」スタージナス


「それはそうですね」ウラアール


南極は4月からが本格的な冬、その前に基地を完成させなければならない

いよいよ船団から離れ砕氷船は単独で南極上陸を目指す


「ギュギュギュ」厚い氷が結界魔法砕氷式でどんどん割れていく

「素晴らしい効果だなこれは」スタージナス

「想定はしてましたが実際に砕氷してみると驚きの効果ですね」ダニア

航海は順調すぎる速度で進み予定時間よりも3日も早く大陸に接岸出来た


「こんな好天気は滅多に無い一秒も無駄に出来ないぞ」作業を急がせる

まずはスタージナスがオスプレイに乗り込み上空から大魔法で事前に

当たりをつけていた場所に城郭を作り待ち構えていたアスタージナスが

その場で結界を張る。


結界魔法には聖水が必要だが五大湖湖底から十分な量をくみ上げて

運んできている。敷地内の氷が溶け出すと大変なので城郭内は常に

マイナス10の気温に保たれる。南極の気象を考えたらあり得ない程の快適さ


即座に魔物作業員により整地が行われ簡易飛行場が2日で出来上がる

好天が続いたので後方沖に待機する空母からのC-2、10機がピストン輸送を

行い必要物資を大急ぎで運び込む


その間にも無人偵察機が南極大陸を縦横無尽に飛び回りデーターを収拾する

予めマハッタンで完成していた寒冷地用居住モジュールが次々と組み立てられ

城郭内の基地化はわずか3日でほぼ完成した。


「名残惜しいのですが天気が良いウチに我々は一旦引き上げます」

「うむ、後の事は打ち合わせ通りによろしく頼む。」スタージナス


「ダニアが開発した天候に左右されない海底魔石ファーバーケーブルが

完成すれば通信が途絶える心配がなくなります」ウラアール


「早急に頼むぞ」スタージナス

「は、実は砕氷船にケーブルを積み込んできたので順次工事を行います」ダニア

「とりあえずは南アメリカの最南端までケーブルを引きそこからは衛星回線

となりますがいずれはマハッタンまでケーブルを延長する予定です」ダニア


「うむ、南極大陸では、通信こそが命綱、よろしく頼む」スタージナス


「さ、時間がありません、我々は帰国します」アスタージナス


「旦那によろしくな!」スタージナス

「なんか御父様に言われると恥ずかしいです」アスタージナス

「ダーリャも頼んだぞ」

「はい、」


お別れの挨拶もそこそこにスタージナスとダニア以外は皆帰国していった


「さて、春が来るまでは城郭内で越冬だな」スタージナス

「やることが山ほどあります」ダニア


「さて、我は部下と一緒に新型雪上車のテストでもするか」


「どうぞどうぞ」研究員のA(本名エー)がスタージナスを案内する

「今度の雪上車は基本的に全自動運転ですので人間は動きをチェックするだけです」

「ほほう、話には聞いていたが実際の能力はどうなのか試してみよ」


城郭内に急設されたテストコースを雪上車が自動運転テストを行う


「おおっ凄いなこれは、勝手に障害物を避けて走る・・・」

「今度はGPSを切断しての自律自動運転のテストです」


「まったくよどみなく障害物を避けていくな」スタージナス

「して、この雪上車はどの位の航続距離なのだ?」

「は、魔石を追加すれば事実上永久的に走れます」

「しかし履帯の消耗は激しいと聞いたぞ普通なら500Kmも走れまい」

「さすがスタージナス様博識ですね。実はゴブータ様が研究開発した

新型の履帯は魔力により自動修復機能を備えてます。」


「具体的にはどういうことなのだ?」


「試してみましょう」エー


「走行してる雪上車の履帯をわざと携帯ミサイルで切断します」


「ドカーン」履帯は真っ二つに切断されてしまう。当然走行不能なのだが

雪上車は自動的にその場で停止する。すると履帯が自分から自動的に繋がっていく


「なんか、見た目は不気味じゃな」


「国家機密なので詳しくは話せませんが履帯自体がある種の魔物だと

察してください」エー


「それはとんでもない技術、皆まで申す必要は無い。重大な機密じゃて」


「今回はテストなので切断してますがこれが敵からの攻撃と判定されたら

即座に反射魔法が発動し相手は瞬殺されます」


「おお、即死魔法返し魔石の応用じゃな」スタージナス

「申し訳ありませんそれも機密につき」エー


「つまりミサイル攻撃を受けても今見たとおり車両には傷一つ付かず

相手は反撃され即座に履帯は補修される、という訳なのだな」


「御意」


「で、車内はどうなってる?」


「ご案内します」エー


「ご覧の通り一応手動運転に備え運転席は設けてあります」


「うむ、実際にはなにがあるか分からないからな、当然じゃ」


「車内には6人の隊員が暮らせる様になっています、シャワーも完備してます」

「悪天候時には雪上車の底部分から自動的に地下雪濠が作られて避難出来ます

これはタラン様の指導によります。」

「タランの命がけの脱出体験が役に立ったか・・」スタージナス


「早くこれに乗って探索活動がしたいな!」スタージナス

「残念ですが今は越冬が最優先なのとタラン様からの情報がなければ

我々は一歩も動けません」ダニア


「うむ、それは承知しておる、今はその時に備え隊員の訓練が最優先だ」


冬が本格化する前に魔石通信ケーブルが南アメリカ最南端に届き

衛星回線を通してだがゴカシとマハッタンへの常時回線が整った


「あーもしもしもしもし、聞こえるか?」

「はい、聞こえてます無事開通しましたね」アスタージナス


「あと二ヶ月もすれば完全に魔石ケーブルがマハッタンに届きTV会議も

可能になることでしょう」ウラアール


好天時を狙って次々と補充隊員が到着する。当初150程だった隊員が

今は一万を超えてる。中にはどうしてももとの要望で縮小体から生還した

民達も「少しでも役に立ちたい」とこの地に来てくれた、その数2千

ちょっとした小都市の規模になり賑わいを増していく。


「スタージナス様、悲報と、吉報があります・・・」ダニア


「ほう、ではまず悲報から聞こう」

「は、実は予想以上に結界魔法の消耗が激しく結界を維持する為の

聖水量が足りなくなってきました」


「大王に打診して即座に聖水を運ばせよう」スタージナス

「して、吉報は?」


「は、基地の地下のボーリング調査をした所ここ南極大陸でも聖水が取れました」

「おおっそれは素晴らしい、では本国からの補給は必要無いな?」

「ですが、表層での聖水含有量は極微量、最低でも500mは掘削しないと

結界魔法に使えるほどの高品質聖水はとれません。」


「つまり、コストの問題があるわけだな」スタージナス

「しかし一度パイプラインを通せば後は維持するコストだけで済みます」ダニア

「早速見積もりを出す様に」

「将来的には有望ですが吃緊の聖水不足には対処出来ません」ダニア

「やはり本国に補給を要請する必要があるのだな?」

「は、よろしくお願いします」


想像以上に南極は大変

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