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それって異世界転生とちゃうちゃう!  作者: kou2199
第二章 継承の行方
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新たなる憎悪

あせるダクーミ

アスタージナス王がみまかった・・・

国中に激震が走ったのである


王宮発表は「病勝ちだった王がついに体力の限界を迎えみまかった」と発表された

ダクーミ得意のでっち上げである


しかし後継指名の為の場がもてない。すでに王子王女の全て。側室も存命していない

ウラアールだけが牢に閉じ込められてるが処刑されてるのも同然だからだ

唯一の生き残りフロレッツェアがダクーミを指名して全てはおわりだったのだ


しかし王の間で継承の契約書に署名してもなぜか発効しない

その場には2人しかいないのでその事実は誰も知らない・・・


「くっ・・・やはり前王の遺言か王族会議で全員の承認がなければ駄目か・・・」

とダクーミはある程度想像していた通りの事態だが悔しがった。

上手く行けば王命で王子達の生殺与奪は可能だったのに


「なんとしてもクリスティーナ以下王子、王女達を抹殺しなくては・・・」

「どうやったら東の砦に全員をおびき寄せられるのか」

「いや、今はクリスティーナだけの命で構わない。あの小娘以外はどうとでもなる」

「必ず東の砦を破壊しに来るはずだ・・」

「だがいくらなんでも前回のようには来ないだろう」

「余ならどうやって攻略するか・・面白い知恵比べか」


正式に継承は出来てないがすでに実権はダクーミのもの

新国王誕生に国中が祝賀した。ほとんどの民は騙されてるとは思っていない

急激に海上貿易と東側貿易が伸びたからだ

いままで魔物に悩まされた東交易が突然安全になったのだ

国力が急激にV字回復した。


「西側のシグナス国はあれ以来なにも言ってこない・・がもうどうてもよい」

とダクーミは無視と決めた。

なんとしてもクリスティーナをおびき出す作戦が必要なのだ・・


「町のひとつかふたつを消し去ってみるか」ふいに思いついた


魔物達を大量導入して町を破壊すれば必ず魔物を減らす為に

東砦を攻略してくるに違いない・・・


「どう思う?ヴァイス」

「はっ妙案で御座いますクリスティーナめは妙に情に厚いと聞き及んでます」

「そうであろうな、だとすればこれは敵の弱点になりうるな」

「御意、早速準備致します」


カルク君が急にアラートを発した!

なにごと?とクリスティーナが画面を見ると


クリスティーナ領内に大量の青光点が光る、魔物感知だ!


「これはとんでもない数だ」クリスティーナは尋常でない敵の量に驚愕した


ダクーミは王直轄地の町を壊滅させるべく魔物を動員したがたまたま

クリスティーナ領だったのだ。領線が変更されてるなどは正式な王ではない

ダクーミが知るよしはない・・


全軍緊急出動!


「敵はそれほど遠くないところで町を襲ってます。直ちに急襲を掛けます」

「ははっ」


兵士達はバスで移動

私以下王、ジルベッタ、ヨハン、エメルがステルスワイバーンに乗り込み

戦地に向かう


今回は作戦も何もない緊急出兵だ臨機応変が求められる・・・


戦場にたどり着くと魔物達が大暴れしていた


「主よ余の氷結魔法は中級魔物には効果が無い雑魚どもを狙います」

「アスタージナスそれでお願いします」「はっ」

敵の勢力は


スケルトン1000

スライム1000

ゴブリン500

オーガ300

トロール100

ガーコイル100

餓狼100


未曾有の大戦力だ・・・


上空から私は全方位火の玉魔法を発した


「ずずずず」雑魚魔物がバタバタ倒れる

到着した兵士がスケルトンとゴブリンを次々倒す


青属性魔剣を手に入れたヨハンが一振りすると餓狼達が10、20と倒れる

続けて「サモン・左門」を召喚しオーガ達をつぎつぎ吹っ飛ばす

「冥途のメイド」を使いガーコイルを黄泉の世界に送り込む

残ったのはほぼトロールだけ全員ワイバーンから降りて

すぐさまヒトマル君に乗り換える


「距離1000ん発射」必殺の劣化ウラン弾だ


「ドカーン」命中!次

「ドカーンドカーン」・・・・・


戦場に静けさが戻った・・・


犠牲者は町民150、負傷者は400。とんでもない被害だ

我が軍の損害は兵士10名ほどが負傷したもののスフィルニアの治療魔法で完治した

町民たちの治療にもスフィルニアは協力してくれた


町長が現れひれ伏す

「まさか王様がご存命とは存じませんでした本当に本当にありがとうございます」

「余が生きてることは今はまだ秘密だ、王宮で死んだのは余の影武者なのだ

敵を油断させる為の作戦だから当分秘密は守ってもらう・・・」

「命の恩人の王様を裏切る事は絶対にありません」と町長は箝口令を民に敷いた


拠点に戻った軍は急遽参謀会議を開いた


「今回はたまたま我が領内での侵略行為でしたから警報がなりましたが

次はどうなるか分かりません」

「ダクーミの策略なのは分かっていますがこれ以上のさばらす訳に行きません」

「しかしこれは絶対に敵の罠です」とジルベッタ

「心得てます。が今叩かなければ敵の財政は潤い続け魔物はどんどん増えます

どうしても今叩かないと間に合わなくなります」


どんな罠が待ち受けようとダクーミを叩かなければならない

強くクリスティーナは決意した。今度こそダクーミを倒す!


攻防

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