スフィルニア
煮詰まってきました
スフィルニアは北側の直轄地、フィフリンテーノは南側の直轄地にかくまわれていた
「我が子の見舞いに行きたい」と王様が言えば誰も拒否出来ない
ダクーミも「それは良いお考えです」となんの疑問なく応じた
「こやつ・・・今すぐにでも成敗してくれようか」と内心アスタージナスは思ったがが
グッと堪えた。クリスティーナの話だとどんな反撃魔法が返って来るか分からないし
側近全てが敵だったら返り討ち間違いなしだ。
「いかん、余はすぐに目に出てしまうタイプ。怒りを込めたらバレてしまう
今はとにかく平常心だ」
3日後にスフィルニアのお見舞いに行く事になった
すでにクリスティーナとの二度目の打ち合わせは完了してる
王の行動は公式に発表されるので日時はクリスティーナにも伝わった事だろう
予定通り出発して途中一泊して翌日北の館に到着した。
館の門が「ガガガガ」と開いた・・・
「クリスティーナは首尾良く潜入出来ただろうか・・・」王様は内心ドキドキ
「よくおいでくだされました」とスフィルニア
すでに母の死は告げられてる。それを慰める為に見舞いに行くのだと
アスタージナスはダクーミに言った。「やむなし」とダクーミは快諾したのだ
どっちが王様だよ!
一通り当たり障りなく見舞った後宿泊予定なので「館内を案内せい」と
側近達を連れ回して館内をゾロゾロ(なるべくゆっくり)歩き出した
クリスティーナは隙をみてホッとしてるスフィルニアの部屋に入った
「???ドアが勝手に開いて閉まった?」スフィルニアはちょっと驚いたが
なんにも様子が変わらないのですぐにソファに腰掛けお茶の続きを飲んだ
王様の案内に連れ出されて見張りはいない。
「一人りっきりって久々だなぁ」となにやら不思議な気分でいると
突然手元に封筒が出現した・・・「何事?」とは思ったが
そっと封筒を開いて中身を出してみた・・・手紙とペンダント?
中には簡素ながら驚愕の事実が記されていた母上が暗殺されたこと
犯人が誰だったかということ、更に自分の身がとても危険だということ
第一王子と第三王女が生存してるが身を隠していること
国王の身ですら危険であること。この手紙は王命であること
脱出の日程と時間を厳守すること。
全てを理解出来たら小さく頷くこと。手紙は必ず焼却処分すること
頷いた後何があっても大声を出さないこと
全てを理解したスフィルニアは小さく頷いた
「ありがとう御座いますスフィルニア様」と小さい声が聞こえた
ぎょっとしたが約束だ。騒がない
って王様よりもずっと立派じゃん・・・
「クリスティーナで御座います時間がありません」
「うむ、其方も危険を冒してるのだろう早く逃げなさい」
「はい、全てをご理解頂いたこと嬉しゅう御座います、これにて」
「早くいきなさい」それはほんの一時の時間。すぐさま執事たちが
部屋に帰ってきたスフィルニアは手紙をそっと隠し何事もない様とり繕った。
そっとクリスティーナは出て行ったみたいだ・・・
「ダクーミめゆるさん」スフィルニアは眉一つ動かさず激しい憎悪を燃やした
ダクーミの洗脳魔法によりフロレッツェアには暗愚と決めつけられたが
実際はスフィルニア、聡明で優秀だったのだ。
4日後同じ様にフィフリンテーノとの打ち合わせも完了し
決行は3日後と決定した
今回は中途半端に短くなってしまいました<(_ _)>




