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それって異世界転生とちゃうちゃう!  作者: kou2199
第一章 一生のお願い!
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王家

いよいよ核心?に入っていきます

王家でOK?


馬鹿な事考えてるうちに夕食の時間になった

いそいそと執事達に誘導されて俺は食堂に向かう

ゾロゾロゾロゾロ・・・つかでかすぎね?巨大な城内、

一体どのくらい部屋が有るのかわからい廊下を挟んで左右に

どこまでも扉が並び立ってるのだ視界の彼方まで・・・

「こちらでございます」セバス


カクと90度曲がると大きな扉があり護衛兵士が扉を開ける

そこには眩しいばかりの調度品、絵画、シャンデリア、高さ5mは有ろうかと

思うほどの窓からステンドグラスで採られた程よい明かりが差している

なんというかあのベルサイユ宮殿を彷彿とさせる圧巻の王の広間だ

ダーッと左右100人掛け出来そうな長いテーブル、短辺は3人掛けの上座

真ん中に王と思われる恰幅良く威風堂々たる主然とした王がすでに着席していた

向かって右側は多分正室だろう左側は若君ぽいので多分第一王子かな?

という事は俺は多分左右どちらかの2番目か3番目ぐらいの席に着くのかな?

っと意外にも右側端の位置に着席させられた・・・

向こう正面には第一王女もしくは第二王女らしき姫様が着席した

平日の夕食なのかだだ広いテーブルに着席したのは間隔を置いて10人位

普段はそんなものなのだろう。なにも知らないのだから納得するしかない。


厳かに食事が運ばれてくる、ぐっテーブルマナー大丈夫かな・・廻りをしっかり

見て粗相がないようにしなければ・・


きっとあれだろう王様か夫人がながながとお祈りしてうやうやしく

物音ひとつ立てないで上品に上品にどこはいったか判らないような

フランス料理みたいのをありがたく食わすのだろう。知ってるよ

異世界物アニメとかではいつものことだ。こう見えても異世界物は結構見てる

確かにお上品ではあったが思いの外アッサリとお祈りは終わって

みな食事に手を付ける準備万端だ、アレ?結構早かったな・・・


真ん中に大皿で盛り付けてある料理を給仕達が適量とりわけ小皿に盛り付ける

表現は悪いがお子様ランチとか給食プレートぽい

多分毒味は済まされてるのだろうすぐに王様が上品に食べ始める、ゴクリ・・

だが俺はまだ手を付けない廻りに合わせる必要があるからだ。腹減ったぁ

おなかと背中がくっつくよ、様子を伺う・・・


時間にして2~3秒ほどだろうか他の者が一斉に口にし始める・・

もう大丈夫だろう・・・普通にちょっとお上品レストランで食べたとき程度の

マナーで行けそうだ、それではまずスープから(^^)

一番外側にあるスプーンを手にしスススとしずかに口にする

周囲からどよめきが起きる・・・「え?」なんか事件でもあったのかな?

「そ、其方・・・・」冬のソナタ、いやなんでもない


「驚いた、どうしたのだ?熱でもあるのか」と王様が言う

「姫様は今日でお目覚めになった様です」セバスチャンが誇らしげに述べる

「おおおおっそうか、ついに其方が目覚めたか!」王様の声に周囲も頷く

いったいどんなばか姫だったんだよ・・・・きっと食事も満足に出来ない程の

いかれ具合だったのだろう、詳しくは聞かない方がいいだろう

「王様、いままでの親不孝どうかお許しください、今後姫として恥ずかしくない

様に誠心誠意邁進する所存で御座います」的日本語で話すと自動翻訳されて

アスタージナス国語で同じ様な意味合いで発声された模様だ

「ななななんと!」と王様くわっと目を開き感嘆の表情

「まさかそのような言葉を其方から聞けようとは・・・」

あー、王様まさか泣かないよね?やばいうるうるし始めてるよ

「うううううっ」・・・って周囲が嗚咽を漏らし始めてる

いくらなんでも大げさすぎだろうて


テーブルの真ん中当たりで様子を伺っていた中年風の貴族?領主?の1人が

キラりんと眼光を解き放った事にはその場にた全員気がつかない・・


今まで押し黙って食事していた王族ご一行が一斉に俺に向かって話しかけてきた

「本当に心配していたのですよ」と第一夫人(仮)名前はまだわからん

「其方がまともに話せるとは知らなかった」王子様、どんだけばか姫だったの?

「其方が分別を付けたので話すが、実際の所廃嫡問題も有ったのだ」王様

えっそれって結構瀬戸際だったんじゃね?

「だがもう大丈夫だろうて」と王様。俺、「だいじょうぶだぁ」(あ、脳内脳内)

話を聞くと8歳までに一定の条件を満たさなかったら王族といえども廃嫡

物騒なことに最悪処刑とか流刑とかもあったらしい、くわばらくわばら

しかも話を聞くと直系王族は第一王子と俺(第三王女)のみ

基本的には直系が王位継承権上位となるらしい。え、つまり俺って王様近くね?

ひゃっほう!王様王様うっきっきー\(^-^)/王様になったらあれしてこれして

・・・・てか別段趣味を持たない俺、所詮王様になったところでオヤジギャグ組合でも

つくって全国に布教させる位しか思いつかない・・・とほほのほだよ


重大情報を引き出せた俺、もうご満悦。が眉一つ動かさず情報収集継続だ

更に話を聞くと第二第三王子第一王女は現在王立院という学校みたいな所の

寮にいるらしい10歳~16歳までは王族領主貴族全てが全寮制学校に入学する

それゆえ学力が足りてない者は入学すら出来ない、8歳で選定選別され

王族だろうがなんだろうが不合格者は厳しく処される。ひじょーにキビシー

向かい正面の第二王女が話しかけてきた

「クリスティーナ様8歳からの子供院はご一緒ですね、今まで話掛けても

無駄でしたがもう大丈夫なのでしょう。精一杯私の足を引っ張らないでね」

直接では無いが遠回しで嫌み含み、慇懃無礼のお手本を垣間見た。

なるほどこいつは俺を敵視してるんだな。どこからでも、かかってきなさい

いままで歯牙にも掛けず廃嫡確実だったやつが突然口をきけたとしても

たかが知れてる程度の上方修正なのだろう・・・おもしろい、パンダって

実は尾も白いのだ・・・


王族の家系図が判明した

王様:第一六代アスタージナス(35)王位継承によりアスタージナス襲名

第一夫人:フロレッツェア(35)

第一側室:シンシア(33)従順派

第二側室:ベローナ(32)野心家


第一王子:ジルベッタ(18)直系男子、誠実素直、世間知らずとも言える

第二王子:ワルダーニ(15)第二側室の子、野望に燃えてるポイが詳細不明

第三王子:スフィルニア(14)第一側室の子、おっとりしてるらしい

第一王女;フィフリンティーノ(15)第一側室の子、おだやかで物静からしい

第二王女:ウラアール(7)第二側室の子、なにやら怪しいし好戦的ぽい


あ、あくまでも話聞いた限りでの印象だから決まりって訳ではない。


プッ、ワルダーニにウラアールってオヤジギャグ専門家の俺琴線触れまくりだよ


ワルダーニにウラアール・・・悪党フラグ立ちまくり

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