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それって異世界転生とちゃうちゃう!  作者: kou2199
第三章 決着
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反撃の反撃

そんな簡単に事は運びません

「どうやら王子王女一族はどこかに身を隠した模様です」ツワルト

「むう、どうやったかは不明だがクリスティーナとウラアールが脱獄してる

きっとその足で兄弟達をそそのかしたに違いない」


「御意、ことごとく我々の裏をかき3人とも(ジルベッタ、スフィルニア

フィフリンティーノ)救助されてしまいましたからな」ツワルト


「すまんが作戦上必要なのじゃ其方達は今からヴァイスと改名してもらう」

「は、喜んで」ドロドロと13人の使徒は顔が溶けて別人になってしまった


「バカ王が忙しく働いてる隙にフロレッツェアの心は我が籠絡した

いま子作りの最中、これをバカ王が知ったら気が狂うはずじゃ・・ふふふ」


「し、しかし姦通罪は死罪ですぞ、勝算あるのですか?」ヴァイス


「ふはははは、バカ王が子供達救出とやらにどれほど無駄金を使ったか

こちらは全て把握してる。国家予算は我が牛耳ってるのだ、財政ひっ迫を煽り

失政を攻めるチャンス到来なのじゃ、姦通罪などと些末な事に国民は感心など

示さぬわ、国民は飢えてるすべては王の失態という形にすれば公開処刑じゃ」


「恐ろしきはダクーミ様、西で意のままの魔物を大増産し、東の領内で通商妨害

そして南の海上では他国と手を組みクラーケンにて海上封鎖・・・」


「バカ殿がなにもしないから我が代わりにすべて行ってやったのだ

ありがたく首を吊るされるといい」ダクーミ悪魔の化身


王宮でシレっと王様(勿論影武者)にダクーミが謁見する


「王様、昨今の国民の困窮具合はご存じでしょうか?」

「うむ、余も心を痛めておる」


「うそつけ」と脳内でダクーミは見下ろすが眉一つ動かさない

「我は筆頭大臣として奔走してきましたが万策尽き果てました」


「ダクーミだけが頼りじゃなんとかしてくれ」王


「は、粉骨砕身務めさせて頂く所存ですが、今後は王様にも痛みを

分かっていただきたく・・・」


「なにか策でもあるのか?」

「は、この緊縮財政法に目を通して頂きたく、そして承認頂きたいのです」


「どれ・・・」

「うわーーー、なんじゃこれ、目が潰れるわ、こんな細かい字余には読めん」


「しかし、これは国の政、最重要課題でございます」

「もうよい、全てはよきにはからえじゃ、其方に全て任す」王

「ふふふふ、言質を取ったぞ・・・バカ王め自分で自分の首を絞めよって」

ほくそ笑むダクーミ、もちろん眉一つ動かさない


「ポーン」禄に読まないで王印を押してしまったアスタージナス16世

これで法案書は王命となり大義名分となった


「ふふふ、例えバカ王でなくても言葉巧みに誤魔化した法案書、読み解ける

者などいるはずもないがな」ニヤリダクーミ、尻尾はださない


「とんでもない法案が王様の御旗の元になってしまいましたな」ヴァイス

「これで事実上金の出入りは我の管轄下じゃ、王家はマッチ一本我を

通さずに購入できぬ、反対勢力を養うことなど絶対不可能じゃ」


「とはいえ王宮にはいままで蓄えた財があります油断できませぬ」ヴァイス


「ふふふ、王宮財産も全て我が没収したのだ、ここに記されてる」

「うわーこんな回りくどくかつ小さい文字では読めませぬ」ヴァイス


「おもしろいだろ?全て王様が決めた事なのじゃ」愉快爽快なダクーミ


「ですが、王家も油断なりませぬ、ここ数ヶ月で使途不明金、お小遣いでは

とても説明出来ない金額でございます。いかが致しますか」


「ふん、それをこれから暴いて・・いや暴く必要はない、でっち上げて

国民に訴えればバカ王は自動的に吊し首間違いなしじゃ」


「今まで地道に国民を困窮に追い込んだ成果でございますな」


「すべては理詰めよ。バカ王にはとても理解できまいて」

「国民を困窮に追い込んだダクーミ様が国民に慕われ神様扱いとは」

「実に爽快じゃ」ダクーミ


「話は違うが・・・」

「は、」


「いよいよ、西のゲルマニア国、東のイクジナス国と密約がなったぞ」

「ほう、ダクーミ様の科学力の成果でございますな」


「うむ、魔物生産方法と聖水の密貿易をちらつかせたら尻尾を振ってきた」

「それだけではないのですよね?」


「ふふふ、いずれはゲルマニアも頂く、なにしろ王家暗殺剣を今回の事件で

開発できたからな」ダクーミ


「しかし、クリスティーナ様とウラアール様を無限牢獄へと送ったは

同士討ち作戦によるものでございます、一般の王家に通じますか?」

「今回は連動魔法の効力を試したが、余の研究で単独使用が可能になった」


「それは驚くべき事、これで各国の力関係が歪められてしまいますな」ヴァイス

「馬鹿な弱小国は結界魔法と王家暗殺不可能を逆手に安穏としていたが

それもこれで終わりじゃ、これからは弱肉強食、まずはゲルマニア乗っ取り」


「そ、それでしたら我らも拠点をゲルマニアに移せば済むのでは?」


「痴れ者!魔石はともかく聖水は我が国にしかない(現時点ではだが)拠点など

移せるわけが無い、しかも余はまだ一国の宰相にすぎぬ、まずはアスタージナスを

侵略してから次にゲルマニアの順序じゃ。」ダクーミ


「おそれいりました」


「で、ゲルマニアはいずれ奪うが現王には仕事をしてもらう」ダクーミ


「なるほど、ダクーミ様の開発した新兵器を供与し他国侵略ですな」

「うむ、十分ゲルマニアには肥え太ってもらわなと侵略する意味が無い」


「イクジナス対策はいかがいたしますか?」

「イクジナスは地政学的に魅力が無い、これまで通り利用するだけ利用し

搾り取ってしまえ」ダクーミ


「恐ろしいですな。イクジナス王は我らを利用してるつもりなのに気がついたら

骨の髄までしゃぶられてるのですね」ヴァイス


「おつむの差というやつじゃ、イクジナスなどはウチのバカ王以下の頭

よく王様などやってられるものよ。呆れるばかりだが利用はさせてもらう」


自分以上の頭脳などに出会った事が無いと自負するダクーミだがずる賢いゆえ

絶対に慢心などはしない。常に多方面への警戒はわすれていない

実は行方不明の王族達にも警戒は怠っていない平静を装っているが実の所動揺は

隠せていない。


「我の策じゃがアスタージナスの西に位置する弱小国シグナスを挟んで

ゲルマニアは存在する。アスタージナス王にはゲルマニアの状勢など

判るはずも無いのじゃ、我が報告しないからな」ダクーミ


「全てはダクーミ様の思惑通りながら警戒は怠らないのですね」


「しかし腑に落ちない不審な点が多すぎる」ダクーミ

「御意、なぜいきなり王様が事を知り得たのか・・・そんな兆しは微塵も

なかったのに」ヴァイス


「うむ、いずれは影響が及ぶかもしれずとも他国にしてみれば我と王の政権争い

など単なる内輪もめ、王に加担する利益など存在するのか?頭の固い愚者に?」


「主の前で言うのは失礼かもしれませんが現王の能力はダクーミ様に大きく

劣るかもしれませんがなぜかカリスマだけは真似出来ませぬ」


「うむ、一体なんなのだ?あの人を引きつける引力みたいなモノは」

「王には不向きですが清廉潔白な部分が好感を呼ぶのやも」

「ふ、政は綺麗事ばかりではない、時として切り落とす時もあるのだ」

「は、こうして曲がりなりにもアスタージナス国が回るのも主が陰となり

働いてるからでございます」ヴァイス


「政策については後でよい、問題は誰が加担しているのかだ」ダクーミ

「現王がどこかの国と親しくしてるなどは聞き及びませぬが唯一の可能性」


「ふむ、どこじゃ」

「今回もそうですがイングリント国とは古きからの縁があるのやも」


「ピン!」指パッチンダクーミ

「それだ!」


「だとしたら現王あなどりがたしでございます」ヴァイス


「本当なら我が企みの上をいく策士じゃ、シグナスをまたいでゲルマニアと

手を組む我らのさらに外から囲むイングリント・・・これはまずい」


「はは、イングリントの海軍力は世界一、ゲルマニアですら海上戦では

歯が立たないはず」


「イングリントが本気になれば世界制覇も不可能では無い・・・」

「主、だとしたら現王侮りすぎてましたな」







       ☆




「と、多分ダクーミは解析してるはずじゃ」神

「実際我はイングリントにわざわざ外交団を派遣したのはその意味もある」

アスタージナス


「つまり軍事同盟?」クリスティーナ

「まさか、対ダクーミは想定してなかったが昨今のゲルマニアの野心

見逃せない」アスタージナス


「なせ?その情報はどこからですか?」ウラアール


「タランじゃよ、やつは一流のスパイじゃ、世界中の情報を伝えてくれる」


「まさに父上って昼行灯・・・」クリスティーナ

「イングリントと手を結べばゲルマニアを牽制できると踏んだのじゃ」


「多分ゲルマニアとさらにどこかの国とダクーミは密かに通じてますね」

「うむ、これだけ困窮を極める我が国からいかに搾取したところで

たかがしれてる、どこかの国から援助を受けてるにちがいない」


「ダクーミの天才的な開発能力が資金減でしょうね」ウラアール

「と言う事は大量の魔物兵がすでにゲルマニアには存在するな」王


「しかし、これは一歩間違えると世界大戦への引き金になるやもしれぬ」神

「手をこまねいている訳には行きませんよ」ゴブヨ


実はゴブヨの研究により神様とゴブヨはゴースト魔法にて見かけ上は

姿を表す事に成功してる。やはりウラアールの脳内だけで会話や会議は難しい

もちろんゴーストなので暗殺などは不可能


「これ、ゴブヨよ其方はまだ8才児じゃ、なせ美少女に化ける?」

「ビジュアルは大切ですわ、なにも本当の姿の必要はありませんし」ゴブヨ

「ウソはいかん」神


「あーら神様だって元から実体などないのになんでそんなイケメン親父風に

とり繕ってるのですか?神様こそ虚像化してますけど」ゴブヨ


「ばか、其方と違い元より実体など無いのだ、どんな姿形でも許されるのじゃ」

「はいはい、私達は別にゴブヨ様と神様の姿形などどうでもいいのですけど」

クリスティーナ、意外ドライ。


「話を戻すが折角イングリントとパイプを繋いだのだ利用出来ないか?」王

「勿論ですこれは重要な事、ゲルマニアへの強い牽制かつダクーミの野望阻止に

大いに役立ちます」クリスティーナ


「というか我が国は弱小国、大国にすがるという表現の方が正しいな」王


「ですが、私とウラアール救助そして王族の行方不明、ダクーミが怪しまない

筈有りませんね」クリスティーナ


「うむ、もはや隠し立てなどできないし我もいつ暗殺されるか分からん」王


「多分ダクーミも王暗殺は不可能と読んでるはず」

「うむ、なんでも良きに計らえ王は不審すぎるやもしれんな」王

「はい、今回の法案決議でダクーミにしてみればご満悦でしょうけど

用心深いダクーミ故王は影武者かもしれないと気づくかも」


「どちらにしても余はもう王宮には戻らない、いや戻れない」

「御意、問題は味方勢力の構築でございます」ウラアール


「ゴブヨ殿、そして神様、質問が」王

「はい、」

「カイトを無限牢獄に閉じ込めた今、前倒しでダクーミを始末したら

悪い結果になるのでしょうか?」王


「予想出来ぬ」神

「いや、ダクーミのもう一つの顔、天才科学者としての才がまだ開いてませぬ」

ゴブヨ


「ぐ、・・そうか、パラドックスを回避するためにダクーミの始末は時期尚早」

「難しい選択ですね、このままでは幾千万の民が困窮するは必定しかも

軍靴の音まで高らかに響きます」クリスティーナ


「ダクーミは倒せませんが他国との国交は出来る筈」ウラアール

「おおっ」一同が身を乗り出す


「そうか内海同盟の前倒しはパラドックスにならない」神


「しかし、内海同盟とは言っても盟主でなければ意味がありませんし

我が国の現状では不可能です財布ダクーミに握られてるし」クリスティーナ


「イングリント王なら話に乗ってくれるはず」王

「イングリントは内海ではありませぬ」ウラアール

「内海などという枠組必要無かろうヨーロッパ連合で良いでは無いか」神

「へ?ヨーロッパ?」


「あ、スマン現世ではここらへん一体をヨーロッパと総称してるのじゃ」

「いいじゃないですかこの機会にヨーロッパを名乗りましょう」


「後出しジャンケンはパラドックスと言ってな宇宙の破滅につながる」神

「あら、全然破滅してませんけど」クリスティーナ


「パラドックスって言っても実害もなんにもないので許されたのでしょう」ゴブヨ

「天もいい加減じゃな」神

「神様が言う言葉ですか?」一同大爆笑


「ごほん、とにかく決まった物はしょうが無いそのヨーロッパを束ねて

新たなる構想ヨーロッパ連合つまりEUの礎を作るべきじゃ」神


「とにかく今はイングリントの威を借りて同盟国を募りましょう

すれば資金問題も解決するでしょう」クリスティーナ


「そなたは本当に三才児なのか?余りにも聡明すぎて怖い」現王

「ゴホン、なんといっても8才でお目覚め、9才で国王になる方ですから」

ウラアール


「ばか、それを言ってはならんのじゃ、宇宙が吹き飛ぶぞ」神

「全然吹き飛んでませんけど」ゴブヨ


「そもそも初代神がなぜクリスティーナに滋賀内人を憑依させたかというと

その素質を唯一無二と認めたからだからな」神


「あの、その件で意味が分からない点がるのです」挙手するゴブヨ


「なんじゃ?」神

「あの、そもそもが二代目神様とコンタクトを取る手段として

私にも滋賀内人様が憑依してるのになぜこの後8才のクリスティーナ様に

憑依出来るのですか?意味が分かりません」


「ふ、時系列でかんがえよ」


「はあ?」

「つまりじゃ、最初の召喚は滋賀が仕事中実際は午前中のことじゃ

そしてゴブヨ向けに召喚したのは現世に戻った後、おかしくない」


「かわいそうな滋賀様、本人は全く無自覚なのに神様に散々利用されて」

ゴブヨ


「ばかもん、ちゃんと報酬は渡すぞ、全く縁など無かったはずの河井某と

赤い糸で結んであげるじゃ、幸せだろう?」神


「あら、聞き及んだ話ですとあくまでも赤い糸、結局は本人の力とか?」

「ばかもん、神様が赤い糸で結んだカップルが成就しなかった事などない」


「それも気の毒ですわね自由恋愛を束縛してる・・・」ゴブヨ

「ふ、自由恋愛などと言っても実際は運命というのはほぼ決まってるのじゃ」


「いらんお節介を全人類に振りまいてるんですね」ゴブヨ

「本当に其方は人聞きが割ることを平然と申すな、成敗しくれようか?」


「あの~」ウラアール

「ん、なんじゃ」神


「お二人の息がピッタリなのは分かりましたがここはおのろけや漫才を行う

場所ではありません、人類の存亡が掛かる大事な会議ですけど」ウラアール


「ば、ばかな我はゴブヨなど好いておらん!神様は贔屓など絶対にしない

それこそ神への冒涜じゃ」ムキになるところが怪しい


「わ、わたしにも大事な夫がいます」ゴブヨ


「なんと、遠い未来はその方面も進んでるのですね」ウラアール

「はい、シンジ様は地球王、王様に年齢制限はありませぬ、今も同じですよね」

ゴブヨ


「八才児にてをだすとは・・相当な幼児好きなのか?そのシンジとやら」王

「ゴホン、シンジ様はそんな方ではありませぬ、結婚といっても形だけ

成人までは指一本触れないと誓い合ってますので」ゴブヨ


「八才児の身体に入り込む神様も相当ですね」クリスティーナ


「ばかもーん!、我とゴブヨはそんな関係ではない、もっと崇高なのじゃ」

「冗談で言ったのにムキになるところが・・・」クリスティーナ


「ま、三才児のお戯れとして許してつかわす」神


「場が和むのはいいがそろそろいいかの?」

そっと聞いていた王の一声に場がピーンと張り詰める


「とにかく、無事9才時のクリスティーナに王位を移譲するまでなんとしても

我々が敗北するわけにはいかん」王


「敵も今後強大化しますが我々も負けじと強化しなくては」クリスティーナ


「ハイテク禁止という足かせがある以上全面的にイングリント頼りじゃ」神


今後数年内にダクーミは悪魔的な近代科学を発展させるもこちらは対抗出来ない

という訳ですか?」ゴブヨ


「仕方が無い、今後人類が大発展するのはほとんどがダクーミの力頼みだからな」

「歯がゆいですね」ゴブヨ


「なーにクリスティーナが覚醒しさえすれば一年で力は逆転する」神


「でしたら覚醒後に間違わないように現世の科学書をクリスティーナ様に

お渡しするのはパラドックスですか?」ゴブヨ


「開封するのはセバスチャン消滅後との契約なら可能じゃ」神

「それって事件解決後で王位譲渡された後の話ですよね。意味なくないですか?」

「仕方が無い、どんなにこちら側が不利であっても譲れない一線というのがある」

神様厳格



このまま膠着状態で進むのか?


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