営業2日目
借金かえさなければならない
今日は朝からお出かけ体制万端。
とりあえず見習い騎士⒉人とは2週間ほど契約延長した
「ねーえセバス」チコちゃん風にねだる
「は、なんなりと」
「試したい魔法があるのでもう少し強い魔物のところ案内して」
「は・・・お姫様には昨日位の場所で十分かと存じますが」
「でもね、一度召喚魔法も試したいの、駄目?」とねだる
だいぶ幼女らしさがみについてきた俺なのだ
「しかたが有りません、駄目と判断したらすぐに逃げますよ」
「はーい」
護衛騎士の2人はごくりとつばを飲んだ「聞いてねー」と思ったのかも
馬車でカッポカッポ今度は西門ひらけーごま!
集落を5つ位通貨する今日はお弁当持参なのだ日帰りとはいえ遠出も可能姉妹
一時間ぐらい移動した先の集落にたどり着く、井戸を確認しつつ
田畑を抜け林の入口付近に馬車と騎馬をつないで、魔物狩り出発
今日はゴブリンが最初の獲物だ・・・
わけもなく騎士達が切り倒した。さすが物理攻撃の修練度高い2人だ
「リザードマンが現れた」
まあ雑魚やね。ものの2分で駆逐完了
「オークが現れた」
さすがにでかい、簡単な防具を装備してる
一匹はなんとか騎士2人掛かりで倒せたものの・・・
わしゃわしゃ沸いてくると苦戦しはじめる
よし、ここで召喚魔法を試す時が来た様だ
「お二人とも下がってなさい」
「サモン・左門」!
「お姫様それは・・・・」
「つかってみなければ判りませんもの」
かまわず詠唱する
「ビョイーン」と黄色い魔方陣が出てきて
「バンババーン」と俺は叫び発動させる
「ぱーぱぱぱ、ぱっぱぱーん」とトランペットが響き召喚魔人が現れた
たっ大洋ホ○ールズ???
丸い眼鏡とふっくらほっぺそばかす、はち切れそうなユニフォーム
バットをひっさげ魔人登場・・・
ビュビュビュと素振りをして「打たせてもらいますたい」と構える
オークが飛びかかる!
「カーン」金属音とともに視界の彼方にオークは吹っ飛び
空中で爆発して消えた・・・
次々と襲いかかるオークだが左門のバットが火を噴く
「カ・カキーン・カキーン・ザザザザ・・・ワー」重いコンダラ
あっというまにオーク達は天高く放物線を描き爆裂全滅
全滅を見届けて左門は消えた・・・
あっけにとられる騎士たち・・まあ(ポリポリ)あれだ
召還魔法つかえすぎ(^^)
その後も次々と魔物を倒して営業2日目もつつがなく終了
今日は一気に500Pつまり350P獲得、もうじき借金山本完済だよ。
「お姫様このような大金みたことがありません」1日で金貨50枚ゲットして
歓喜する騎士達、よかったねうんうん。
「お姫様」・・・はい?
「お姫様の狩りはすでに規格外です、これ以上は身の危険となります」
なんで?強ければいいのだろうに・・・
「目立ちすぎはねたみをかいます自重ください。」
実はもうおそかったのだ魔物討伐を知った集落民が大騒ぎして
「神様降臨」ごとく噂をひろめていたのだった
オークを瞬殺する8歳幼女なんて前代未聞すぎ
普通お姫様の魔物狩りなんてほとんど見習い騎士まかせで
魔ウサギやスライム退治が関の山というかスライムでも断念するレベル
クリスティーナのレベルは違い過ぎるというか異次元すぎる
場合によっては「化け物」扱いされる事だろう
オーククラスは通常5~10人程度のパーティを組み戦術と作戦をもって
ようやく討伐出来るレベルなんだってさ。
ていっても折角騎士を2週間も雇ったんだよ、遊ばせてる訳にいかないよ
「それでは稽古場で騎士道を修練されては?」
えっ練習場は秘伝でしょ?「いえ別に王宮内に共同稽古場がございます」
「ですが規格外のお姫様ですので個別の稽古場が良いでしょう」
「その前に武器を購入しましょう」そうくると思った
早速デパートに向かうが今回は騎士達も新武器購入希望とのことで一緒にいく
「今日は何をお探しでしょう」と手モミのグフタスがニコニコ応じる
「お姫様は武器をご所望だ、とりそろえる様に」セバス
「へへーっ」とまたまた奥の方にいったん引っ込んでいった
どうやら王族は良いカモなので奥にとっておきのがあるみたいだ
こちらなどいかがでしょうか・・・と三種類の武器を接客テーブルに広げる
日本刀みたいな片刃の剣、脇差しぽい短剣、俺の体格に合わせてるのだろう
タガー、宝飾が素晴らしい短剣、こりゃ目玉が出るほど高そう
ショートソード、刃渡50cm程度の両刃、鞘に数個の黒石が装飾されてる
うーん形的には日本刀が一番カッコ良いけど実用的には
相当な鍛錬積まないと使いこなせないだろうね
タガーはとても手が出ない金銀パールプレゼ・・・あ、いや
多分というか絶対に買えないとおもう
消去法でショートソードに決めた「おいくら?」
「はい、金貨150枚です」うきゃー、地雷踏んだ???
やってもうた、一見安そうに見えるのが実は一番高い
あれ、前回もそのてにはまったような・・・誘導されてる?
「あ、あのとてもお話づらいのですが・・・」
「お姫様、大丈夫です王族はつけが効きます」とセバス
あっそうなんだ、よかった「では、それいただきましょう」
騎士達もそれ相当の武器を手に入れたみたいだ
下取りが効くのでいくらか安く購入できたみたい
「それでは早速王宮の訓練場に参りましょう」セバス
長い廊下をゾロゾロとすすみ訓練場についた
「ささ、こちらにどうぞ」中に入ると「ヤー、タァー」と大勢の
騎士見習いや正規騎士、護衛騎士達があちこちで乱取り稽古中だ
我々一向は道場は素通りして脇にある個室にはいる
中は12畳程度の広さ1対1の稽古なら十分な広さだろう
「それでは姫様にはまず型をとってもらいます、基本形がないと
その後に進めませんし自刃を受けてしまいます。」
うん、高校のとき剣道の授業受けてるから多少の心得はある超初心者だけどね
まず簡単に上段構えから素振りをしてみる「エイ!ヤ!」
あれ?なにこの剣軽すぎるというか扱いやすすぎる・・・
驚くヨハン「お姫様筋よすぎです」
「この剣がすごすぎるのです」なんか俺初心者なのに一気に段持ちになった気分
サッと袈裟懸けに払ってみる・・・おお刃が波打たないよぉ・・・
初心者はまず刃を波打たずに振ることなんて出来ない、知ってるよ
なのに全くぶれない、おっとっととありがちな剣が行きすぎてしまう事も無い
ビっと止めたい所に刃が止まる、切っ先も全くぶれてない
あれだよ、気分はあばれん○う将軍とかもも○ろう侍の主人公
ばったばったと何十人相手に大立ち回り・・・
「いえ、剣のせいではありません」とヨハン、試しに木剣に持ち替えてみたが
確かにビュンビュン振れるのだ・・・ありえん
実は実話・・・またしてもグフタスだったのだ
王様秘伝の負けん魔剣・・主となった者はその剣を持つだけで大幅に剣技が上昇
一度使えば自身のスキルが自動UP覚えたスキルは他剣を持っても喪失しない
しかしあくまでも上達した程度で最強になれたわけではない。後は鍛錬次第
ヨハンに稽古つけてもらったがやはりとても刃が立たない
そんなに世の中上手くない。
「お姫様そのための稽古ですから」とヨハンもエメルも笑う
でも不思議なんだよね、この剣、多分属性色に染められそうな気がする
でも染めかたが判らない・・・
電卓に防具と武器の色染めかぁ・・・課題ばかり増えるなぁ
召喚魔法も使えるようになりました。




