テイロンの秘密
短編外伝その2
大王がなにかと利用するテイロンの謎解明です
ある日突然やってきた大艦隊・・・
その日から田舎町テイロン2千の民の生活が一変した
「ここは有望なリゾート地になりうる、我に任せよ」スタージナス
「へへっ、ど、どうか命だけはお助けを」町長アヤン
「なにマグロが獲れる?」スタージナス
「は、漁法は秘伝につき教えられませんがマグロ漁で生計をたててます」アヤン
「大王に打診するが、もはやこの島は我が国にとって最重要島となった」
「これは大変・・・テイロンが大アスタージナス国に侵略されてしまう・・」
なりふり構わぬ斜め上誤解のアヤン、接待術に全てを賭ける・・
「そのような接待は無用じゃ」困惑するスタージナス
だが命がけのアヤン攻撃の手をゆるめない
次の日手モミでスタージナスになんとかとりいろうと苦心する
「其方も無粋よのう」スタージナス
嫌われても島民2千の命がかかってる食い下がるしかない
なのに町長・・・ひっとらえられてそっ首が危うい事態
「スタージナス様が行方不明、お前が無人島を案内してからじゃ」タラン
「ひぇー私は存じませぬ、どうかお助けを~」アヤン必至の命乞い
事件は漁業長の粋なサプライズと判明し無事町長の首は繋がったままで済む
「ふふふ、そんな遠い昔の思い出話もいまは笑い話じゃて」思い出してるアヤン
いまや観光客世界一、年間1千万の観光客が訪れる一大リゾート地に大成長
「なぜかJTOなる企業が成長を手助けしてくれたのも大きい」アヤン
「なによりも大王達が我らを忘れる事無く定期的にご贔屓にしてくれてるのが
大きい、お陰で観光客の信用度が世界一、大王には感謝しかない」
漁業長と懇談するアヤン
「しかし、大王も首を傾げてるが秘密島というのは一体なんなのだ?」アヤン
「は、これは門外不出、絶対に口外無用で願います」漁業長
「わがテイロン300年の秘伝なのですから」勿体ぶる漁業長
「わかった約束する、だから教えてくれ」アヤン
「世界一の味で知られる我がテイロン自慢のマグロ漁に秘密があります」
「え、それは意外な方面の話じゃな」アヤン
確かにテイロン産マグロは世界的評価が高い、特に寿司ネタとして
最高級ランクに位置づけされている。中には「テイロン産以外はマグロにあらず」と
評する専門家も多い
「実はテイロン産のマグロは魔グロなのです」漁業長
「な、なんと」アヤン
「ある日、といっても300年前の出来事ですが、偶然通常マグロの中に魔グロが
一匹水揚げされました」
「ごく希、数十年に一度魔グロが水揚げされる伝説は本当だったのです」
「ふむ、しかしそれがなんで秘密島?」
「これも偶然中の偶然なのですがその魔グロなんとドロップアイテムを出しました」
「おお、魔物を捕獲すると極希に希少アイテムが出るというアレじゃな」
「そうなんです、偶然の偶然、確率的には億分の1以下の確率だそうです」
「そこまではわかった、で魔グロはなにを出したのだ?」
「は、これが300年来の秘密事項「秘密島への移動ペンダントです」漁業長
「おお、点と点が繋がった」アヤン
「実はここからが本題なのです」
「え、秘密島を得て終わりではないのか?」
「なぜマグロ漁が秘伝中の秘伝なのか疑問はありませんでしたか?」
「たしかに町長の我にも漁法は秘密だな」
「この秘密は私漁業長だけの一子相伝、私以外は誰も知りません」
「なんとなく分かってきた」
「はい、秘密島などは副産物、本当はあの場所は異世界で魔グロの取れる
唯一の漁場、代々受け継がれたこのペンダント以外では漁が出来ません」
「つまり魔グロは我がテイロンの独占品、唯一無二の存在です
「し、しかし現在では10カ所も秘密島があるではないか」
「はい、実は秘密島へのアクセス権は魔グロ漁を300年続けたお陰の
レアアイテムなのです」漁業長
「つまり漁業権とは別に秘密島だけにアクセス出来る下位互換アイテムじゃな」
「はい、そうご理解下さい」漁業長
「そうだったのか・・・」
「はい、今までは新婚カップルなどめったに居なかったので1カ所で十分でしたが
これだけ観光客が増えたので10カ所ほど解放したのです」漁業長
「お陰で秘密島目的で訪れる観光客も増えました」漁業長
「うむ、完全プライベートリゾートじゃからな」アヤン
「あやしい目的の輩もいるようですが・・・」
「其方の口調ではもっと他にありそうだな」アヤン
「はい、実は秘密島のアクセス権アイテムは300年で38個出現してます」
「なるほど、秘密島の需要はうなぎ昇りだが10カ所運営ぐらいが
適当とも感じるな」アヤン
「はい、謎めいた雰囲気を維持するには10カ所程度が適度でしょう」
「それ以外になにかあるのか?」アヤン
「はい、魔グロ以外の漁が出来る漁業権ペンダントも得ています」
「おお、もしかしたらテイロンの特産品が増えるかもしれん、教えてくれ」
「は、魔ダイとサン魔の漁業権を得てますが需要が分からず手をつけてません」
「漁法はもちろん秘密にして魔ダイとサン魔の件大王に打診してみよう」
「一度漁をして島民に味見してもらったのですが不評でした」漁業長
「多分料理方法があるのだろう、博識の大王ならなんとかしてくれるはず」アヤン
「しかし観光客でごったがえしてる現状で新たに特産品など必要なのですか?」
「観光などは流行でいくらでも変わってしまうもの、地に足をつけた産業も
とても大切なのだよ」アヤン
「そんな町長が島民皆大好きなのです」漁業長
「しかし直轄のEU国からもうすぐテイロンは市に昇格すろと打診があった
人口が2千から2万に大増加したからな我の仕事ももうすぐ終わりだ」アヤン
「とんでもございませんテイロンはアヤン様あってのテイロン、全島民全力で
アヤン市長を支持しますぞ」漁業長
「それは嬉しいが我もそろそろ隠居したいなぁ」アヤンすこし疲れてる
「アヤン様は少し働き過ぎです、休養も大事ですぞ」
「うむ、そうだなそれでではどこかリゾート地で休むか・・」アヤン
「結局テイロンで休日を過ごそうとして政務に追われるというオチが結論ですな」
漁業長
「お主予言者か!」大爆笑の2人
さん魔食べてみたい・・・




