第3話「情報収集」
俺が異世界召喚されてから5日がたった。
俺はこの5日間スキル:創造で創った新しいスキル,魔法の練習として大量の雑魚モンスターを相手にしていた。
「はぁはぁ」
モンスターの相手は簡単だったが休まずにずっと闘っていたから魔力の消費が激しく体の疲労が溜まっていた。
「そろそろ帰るか」
練習に1段落ついた俺は魔石を拾って家に戻った。家に着いてベットに座った俺はステータスを開いた。
【星延為人 24歳 男 Lv21】
【体力540/1200】
【魔力6736/3275360】
【スキル:創造 創りたい魔法、スキルを想像するだけで創り出せる だが魔力消費量が多い】
【状況判断能力(中)状況判断が素早くなる。能力Lvが上がるごとに状況判断がより早くより精密になる。】
【スキル:千里眼(中)自分を中心に半径5kmにいる生物を察知する。】
【スキル:鑑定相手のステータスや、物の情報を知ることができる。】
【魔法】
【四大元素:炎魔法・水魔法・風魔法・土魔法】
[このスキルは今の俺に必要不可欠なスキルだった。
鑑定スキルは相手の名前、魔力量、攻撃パターンなどありとあらゆることを調べれる。だから敵やモンスターとの闘いで非常に有利になる。
千里眼は、モンスターと闘いたい時や、逃げている時などで役にたつ。]
というように魔法もいくつか創ったがそのおかげで魔力が減り今は疲労が溜まってすぐに休みたかった。
「少し休息をとるか」
ベットに横になってそのまま眠りに入った。
〜1日後〜
「もう昼か」
起きると既に正午になっていた。俺は準備をして家を出て街に行くことにした。
実は練習をしている時に人の気配を察知してその方角を見ると大きな街があった。
この異世界に来てまだなんにもこの世界について知らない。だから今日はその街で情報収集することにしている。
街に着くと俺は早速図書館のような建物に入って本を手に取りこの世界のことや魔力のことについて調べた。
本を漁っていたらいつのまにか日暮れどきだった。なので俺は図書館から出ると宿をとって部屋の中で情報整理をした。
まずこの世界は4つの大陸と1つの聖域があるらしい。
エルフ,ドワーフ,妖精などが生息している妖人大陸
容姿は人間に近いが獣耳や獣毛が生えている亜人が生息している亜人大陸
古来より歴史を積み上げて来た竜人が生息する竜人大陸
凶悪なモンスターが大量に生息して最も危険視されている魔族大陸
俺はこの4つの大陸の中の亜人大陸にいるらしい。確かに街にいた奴らには猫耳や犬耳があった。
とりあえず自分がどこにいるのかわかったところで早速この世界の魔王についての歴史を整理してみた。
この4大陸の中心に位置する聖域
この聖域には遥か昔3種族の神がいたらしい。その3種族の神は同種族の者に幸運が訪れるようにずっと見守っていて3種族に崇められていた。
だが3千年前に4人の魔族が3大陸に現れた。4人の魔族はとても凶悪で3種族を次々に殺していった。そしてその魔族は魔王として恐れられ3種族の神は対抗したが魔王の力は脅威的で神は危機的状況だったらしい。そして魔王を止めるため己が命を犠牲に聖域の地下深くに封印して死んだ。
これがこの世界の歴史だ。
しかしその魔王は今から二年前に封印が解け今は聖域で魔力を回復させるため魔族に力を与えて今は眠りについているらしい。
「なるほどこの世界は魔王が完全に復活したら終わりだな」
だが
「俺がさせない。あんなクソみたいな世界から抜け出せてこんな楽しい世界に来れたんだいきなり終わらせてたまるか‼︎」
独り言だが俺は魔王に向けて言った。
そのためにも自分を鍛えなくてはいけない。この世界には冒険者という職業があるみたいだから明日ギルドに行って見ようと思う。
そのため俺は食事をとり眠りついた。
「明日から忙しくなるな」
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