表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
狂った弱肉強食世界で最強の俺は、魔力ゼロの妹のためにすべてを壊す  作者: 黒海苔
世界設定&プロローグ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

2/44

プロローグ

 この世界は、茶番だ。


 そう気づいたのは、大学生の頃だった。


 それまでの俺は、本気で思っていた。

 自分は特別な存在で、いつかこの社会を変えられる人間だと。


 だが――違った。


 死ぬ気で努力して某有名国立大学に行き、それから色々なことを学んだ。


 その過程で、俺はある一つの結論にたどり着いた。


 どれだけ足掻いても、個人は社会に勝てない。


 人の流れ。

 仕組み。

 常識。


 それらはあまりにも巨大で、個人の意思など簡単に押し潰す。


 理解してしまった。


 この世界には、どうやっても覆せない“理”がある。


 それに気づいた瞬間から。


 真面目に生きるのが、馬鹿らしくなった。


 何のために努力する?


 どうせ変わらないのに。

 どうせ決まっているのに。


 気づけば俺は、ただ生きているだけの人間になっていた。


 目標もない。

 信念もない。


 ただ流されるだけの、社畜サラリーマン。


 社会の歯車ですらない。

 ただの“消耗品”。


 それでも、死ぬ勇気はなかった。


 だから惰性で生き続けた。


 そして――


 その終わりは、あまりにもあっけなかった。


 通勤途中。

 横断歩道。

 信号は青だった。


 だが――


 横から突っ込んできたトラック。


 気づいた時には、もう遅かった。


 視界が揺れる。

 衝撃。

 音。


 何かが壊れる感覚。


 体の感覚が、徐々に消えていく。


 ……ああ。


 これで、終わりか。


 最後に思ったのは――


 ただ一つ。


「……力があれば、違ったのか?」


 もし、俺に誰も逆らえないくらいの圧倒的な力があったなら。


 このクソみたいな世界のルールを、壊せたのかもしれない。

面白いと感じましたら、ブクマ、評価、コメント等をよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ