表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

怪人感想

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

オペラ座の怪人を途中まで読んだ感想でも。

布教 、紹介でも言いますか。

人間って忙しいね。

とある日の午後、蝋燭の炎が揺らめく様な純喫茶の中で、彼女は静かに読書をしていた。カップの中の珈琲と皿の上のケーキはは半分ほど消え、捲られる頁だけが延々と積み重なって行く。

読まれている本は、『オペラ座の怪人』舞台、ミュージカルに浅い人間でも、タイトルだけならば聞いたことがある名作である。

「面白い?」

「私でも読めるから、面白いとは思うよ」

彼女はどういう訳だか、外国の読み物が日本語訳された物を酷く嫌う。『不思議の国のアリス』であっても序盤で挫折しかけ、『ライ麦畑でつかまえて』に至っては冒頭三文で頁を閉じた程。

それが態々持ち出して読むあたり、やはり気に入ってはいるのだろう。

「名場面である、怪人とクリスチーヌが地下に行く場面全カット。あれ、舞台用なのね。それから思いを寄せるラウルの心情が忙しい。愛を囁いたかと思えば、憎悪に塗れた言葉を投げかける。一文毎にね。現代風に言うならば、『勝手に期待するなよ。若造』と帰ってきそう」

身も蓋もない理性的な指摘を投げながら、彼女は珈琲を啜る。ブラックジョークと皮肉と嫌味が好きなのは、何も今に始まったことでは無い。感情的な相手には彼女の相手は出来ないだろう。

「あぁ、でも舞台の補完にはなるね。違う視点で物が動くから、スポットが当たってない所を知る事が出来る。そうした意味では大変魅力的」

そんな感想をつらつらと述べながら、またちみちみと珈琲を啜った。

彼女はラウルの事をあまり好ましいとは思っていないようだけど、私はどうだろうか? 恋は盲目、という様に一喜一憂するのが当たり前なのではないだろうか。一時の感情に流されて、罵詈雑言を吐き捨ててしまうことも、あるのでは無いだろうか……。

「今度、一緒にテレビでも見ようよ」

「えぇ、喜んで」

薄暗い地下洞窟に、揺らめく蝋燭。ただ反響する美しいソプラノとテノール。輝かしい舞台はそこに。

エリックではないですね。ラウルです。にわか がバレる。


まず最初に、

オペラ座の怪人とクリスチーヌが地下洞窟に行く場面が好きな方、それが見たくて購入を考える方。

序盤はあんまり期待しない方がいいです。

半分程読んで、一切出て来ませんでしたので。

『音楽の天使の元へ行ってるのよ』だけです。はい。

いや、そこ、場面!!


後半出てくるのかな? 分からないので。


―2024.5.5 追記―

その場面出てきました!!


どちらかと言えば、クリスチーヌに片思いしている、ラウル視点で進みます。

だから舞台とか、映画を見た方は、別視点で動くから楽しいかも知れません。

数年前にテレビで拝見したので、君、そんな事してたんか。という感想が出ます。


オペラ座の怪人は、愛憎小説でもあるそうなので、ラウルの心情が二転三転します。体感、一文毎に。

クリスチーヌを褒め称えたかと思えば、容赦なく罵倒します。


薔薇のような君。→男の陰を見た→男を誑かす毒婦だ。

とか平気で来るんですよ。


クリスチーヌが思わせ振りな態度をとって“ない”事もあって、( '-' )になります。

此処で感情移入する方も、あんまり向かない気がします。


でもそんなに所も、この作品の魅力的かなと思います。

メンヘラなんで、気持ちが分からなくもないんですよ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ