表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
三番目に可愛いクラスメイトが天使すぎて人生はじまった  作者: 桜井正宗


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

57/60

最強の武器でレベリング!

 驚いたことに、灯はオンラインゲーム『Excalibur(エクスカリバー) Online(オンライン)』を極めていた。

 初心者の俺でも、これはヤバすぎると理解できた。

 一応これでもソシャゲは散々プレイしてきたし、それとなく分かるつもりだ。


 俺は、灯の指示通りにアカウントを作成。


 キャラクターを作り、チュートリアルを進めていく。


 職業は『剣士』、『魔法使い』、『弓使い』、『鍛冶屋』、『聖職者』、『商人』、『盗賊』の七つ。好きなのを選ぶ。


 俺は『剣士』を選択。

 初心者向けらしいので。


「よし、キャラは出来た」

「おーけー。じゃ、魔法学園のチュートリアルを終えたらこっちへ来て」


 魔法学園を出ると王都に出た。

 中世をモデルにした建物があちらこちらに広がり、多くの人たちが行き交っていた。……これ、ほとんどがプレイヤーか。こんなにいるとはな。


「街中すげえ活気だな」

「中心街は露店になっているからね。アイテムの売買とかできるよ」

「詳しいな」

「まあね」



 大通りには、ざっと数百人以上。

 商人を使い露店を出していた。

 中を覗くとレアアイテムが凄い額で並べられている。なんとかの盾が1,000,000ベガ……? 日本円にして百万円ってことか。



「オンラインゲームってこんなに人がいるんだな」

「すごいでしょ。古いゲームだけど、未だに人気あるからね」

「ああ、驚いたよ」


 灯のキャラは『魔法使い』であり名前を『ラディウス』といった。

 なんだか派手な見た目をしている。


「わたしについてきて」

「な、なあ……灯」

「ん?」

「灯のキャラってなんか服とか凄いな」

「全身が入手困難な激レアアイテムだからね」


 相当やり込んでいるようだな。

 リアルは走ったり、ジムトレーニング趣味だったりするのに……まさか、オンラインゲームまで極めていたとは。

 なんか負けていられないな……!


 俺は灯についていく。

 王都の外へ。草原フィールドへ飛び出ると、スライムがあちらこちらに転がっていた。おぉ、あれがモンスターか。可愛いな。


「あれを倒せばいいのか?」

「うん。剣はあげるから」


 強そうな剣を地面に落としてくれる灯。俺はそれを拾った。


 剣の名前は『S級サブマ』といった。

 なんかめっちゃ強そうだぞ。


 しかも低レベルでも装備可能らしい。俺はそのサブマを武器にした。


 さっそくスライムを斬ってみると、一撃で砕け散った。


「うぉ!?」

「さすが神器だね!」

「神器かよ!!」


 そりゃ強いわけだ。

 てか、スライムじゃなくても良さそうだぞ。



「この先の迷いの森へ行こっか。そこには強いモンスターも多いから倒せば一瞬でレベルアップできると思う」

「よし、行こう!」


 はじめから最強とか最高すぎるな!



 その後、俺は神器を使い強いモンスターを倒しまくった。経験値を大量に稼ぎ、レベルは50を超えてしまった。



「結構レベル上がったね、正時くん」

「ああ。もう王都周辺のモンスターを狩っても美味しくなくなった」

「ダンジョンへ行く方がいいね」

「やっぱりあるんだな」

「うん。めっちゃ強いとこ知ってるから、そこへ行こ! 一瞬でレベルカンストできると思う」


「それやべーな!」

「でしょ。わたしが補助するからがんばろっ」


 ぶっちゃけ俺はこのゲームにハマっていた。

 ずっとソシャゲしか知らなかった俺は、オンラインゲームの楽しさを知ったのだ。灯と一緒に遊べるだなんて夢にも思わなかった。


 強くなって灯といろんなダンジョンを巡りたい!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ