表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

幸せの割合

作者:

「人生の出来事100個を順番に並べるとするじゃない?」


彼女はいきなり変なことを言い出した。


「順番に?」


「そう。好きな人にフラれちゃった~とか、晩ご飯がカレーだった~とか、とにかく100個」


「うん」


「その100個の中で幸せは何個あると思う?」


心理テストかなにかだろうか。


「不幸なことが半分、どちらでもないことが45個。幸せは5個くらいかな」


なんとなくだけど、そんな感じがする。

人生は帳尻が合うようにできている、なんていうけれどやはり不幸なことの方が多く感じるものだ。


「残念。ハズレ~」


「ハズレって、正解があるの?」


「正解はね……?」


彼女は微笑んで言うのだ。


「不幸なことが1個。あとの99個は全部幸せ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ