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第18話『理事長室にて』
理事長室と書かれた部屋で二人の人物が会話をしている。一人は椅子に座って書類に目を通す。髪は明るい茶色、そして黒の混じった暗い茶色で狐のように細い目をしている男性は理事長というよりはとても若く、新人教師の方が当てはまる。
「ふむ、本当に彼の女神の名はアイフィアスと言ったのかね」
「はい、確かに聞いたので間違いないかと」
「なるほどね……。ご苦労、引き続き監視を続けてくれ、カイナくん」
「はい、了解しました」
カイナは軽いお辞儀をして理事長室を出る。理事長室の扉がバタンと閉まる。
「アイフィアス、か。彼女が君の言っていた女神で間違いないのか?」
理事長の横に光が人の姿へと変わり、理事長室を映す鏡のように透き通るクリスタルの羽を背中につけている。腰まで伸びる明るい緑の髪が揺れる。そして、女性は翡翠色の瞳を開ける。
「……ええ、マスター。彼女が――運命を変える絶大な力を持った女神です」




