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トワイライト 第三版  作者: 早瀬 薫
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最終話 11

 病院の洗濯室で洗濯をしていた時、優菜の携帯が鳴った。電話の相手は、山本拓朗に紹介された探偵事務所の矢沢直樹という調査員だった。

「野崎さんですか?」

「はい、野崎です」

「あの、お身体は大丈夫ですか?」

「ええ、私はもう大丈夫です。でも、主人が……」

「ご主人がどうかされたんですか?」

「ええ、でも、どうぞお話ください」

「調査の中間報告です」

「あ、はい」

「それがですね、ちょっと難航しています」

「そうなんですか……」

「良いお話が出来ずに申し訳ありません」

「い、いえ……」

「でも、手掛かりは掴めそうなんです。だから、もう少し待っていただけますか?」

「あ、あの、無理を承知で言います! だめならだめでもいいんです。それは、矢沢さんのせいじゃないですから。でも、出来るだけ早く結果が知りたいんです。なんだか時間がないような気がしているんです」

「そうですか……、分かりました。全力を尽くします」

「どうか、よろしくお願い致します」

「承知しました」

 そんなやり取りをして、優菜は携帯を切った。


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