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AR  作者: 青柳藜
chapter Eleven After the war.
92/147

<Ⅳ>

「それで、世界はいったんは救われたわ。その二人の手でね」

 女の人はそこまで話すと、声を発するのをやめた。

「…………あれ? でもそれじゃぁ、世界がこうなってはないよ?」

 思ったことを、そのまま聞いてみた。

 世界がこんな風に、がれきしかない世界へ変わってしまった理由を聞いたのに、世界が救われた話が出てくるって、いったいどういうことなんだ?

「そうね。だから、この話には続きがあるの。だけど今日はもう遅い。家へ帰って、また明日、ここに来なさい」

 ふと空を見上げると、もう空が赤色に染まっていた。

 もうすぐで約束の時間になってしまう。

「わかった! また明日ね!」

 私は女の人にそう言うと、急いで教会の場所へ走っていった。

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