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AR  作者: 青柳藜
chapter Eleven After the war.
89/147

<Ⅰ>

「出席を取ります。瀬戸内明香さん」

「……はい」

 青空の下、私は柏原先生の点呼を受けた。

「……こんな状況なのに、ここに来れるなんて、偉いな」

 柏原先生はそう言うと、車いすに座った私の頭を、やさしくなでてくれた。

 私は、両目から涙がこぼれるのを、抑えることができなかった。

 柏原先生はそんな私の様子をそっと見た後、私が泣き止むのを待って、口を開いた。

「これより、高校入学式を執り行います」

 そんな柏原先生の声が、周りに積まれたがれきのせいで、私たち二人だけしかいない校庭に反響した。

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