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<Ⅲ>
車が止まった。
兵士みたいな人たちが、どんどん車から降りていく。
蛍がメモリーをしっかりと持って、車を降りる。
私も、箱みたいなレーザーカッターを背負って車を降りた。
実はこのレーザーカッター、見た目とは裏腹にものすごく軽い。どれくらいかっていうと、いっつも学校にもっていっている教科書入りカバンよりも軽い。
風が吹いて、灰色の砂が舞い上がり、私の目に入った。
目をこすり、あたりを見渡す。
生き物が全くいない、灰色の世界が、そこには広がっていた。
後ろを見ると、「特別研究施設 人工超知能研究所」と書かれた建物が、不気味な雰囲気を醸し出していた。
「これより、作戦を開始する。各自、鈴木警視長の指示に従うように。あと、周りのロボットどもは、昨日のうちに一掃しておいた。後ろからくることはまずないと思われる。以上」
結構老けた兵士が腕時計を見てそう指示を出し、その指示に周りも従う。
どこかからばかでかい板のようなものが持ってこられ、ごつい人たちがそれを押し、中に入っていく。私たちも、それに続くように素早く建物の中に入っていった。




