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AR  作者: 青柳藜
chapter Nine Encounters of boys.
70/147

<Ⅵ>

「上城蛍!!」

 ネットカフェのドアを開けた瞬間、僕はそう叫んだ。

 職員が僕の顔を見て、電話に手を伸ばしかけるが、僕がそれを許すはずがない。

 僕は職員が手を伸ばした電話の線を引きちぎると、職員の胸倉をつかんでこう言った。

「上城蛍はどこにいる!?」

「どうした? 俺になんか用か?」

 僕が叫んだ瞬間、そばにあった階段の上の方からあいつの声がした。

 僕はすぐさま走り出そうとしたが、その時の僕は、最大の過ちを犯してしまった。

 職員に背中を向けた瞬間、僕は後頭部を思いっきり殴られ、床に沈み込んだ。


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