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AR  作者: 青柳藜
chapter Eight Answer.
57/147

<Ⅶ>

 その次の日から、椿は変わった。

 前みたいに、わがままで、すぐ泣いて、機嫌を損ねると面倒な彼女ではなく、もっと大人っぽい、きれいな感じになった感じがした。

 そのことに、俺を除くクラスの全員が驚いていたが、結局は彼女の周囲の変化はそれぐらいで、後はいつも通り、俺と彼女の二人で駄弁るだけだった。

 六年になった日、つまり始業式に、俺は突然椿に体育館裏に呼び出され、泣きながら告白された。

「私のことを……ずっと守ってください‼」

 そう言ってくる彼女は、どこか儚げな感じがして。

 俺はお前のことをもっと観察しやすくなるからと言って、OKした。

 その時、彼女に素直じゃないのはどっちだろうね、と怒られたが。

 それからしばらくたって、小学校最後の夏休み。

 俺の仕事が立て込んでいたおかげで、椿とはどこにも行けなかったが、その代わりメールを山ほどよこしてきた。

 俺からしたら返信する余裕すらなかったので、仕事を右のウィンドウでやりつつ、メールを左のウィンドウで見るという作業をずっと続けていた。

 ある時から、椿からのメールがぷっつりと途絶えたが、俺が返信をしないせいでぐれたか、ネットが使えない辺境へ家族旅行にでも行ったか、いづれにせよ特に気には留めていなかった。

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