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AR  作者: 青柳藜
chapter Seven Past mistakes.
49/147

<Ⅳ>

 私は、薄暗い部屋の中、コンピューターの前で、河内が逝くのを眺めていた。

 彼がガラス片で頸動脈を切ったせいで、彼の死体の周りは真っ赤に染まっていた。

 私は席から立ち上がり、このコンピューターの中枢を置いてある部屋へと向かった。

 廊下へ出て、右隣の部屋へ向かう。

 ドアを開けると、ちょうど培養液が少なくなっていた。

 コンピューターの中枢。

 それは、人間の脳だ。

 人間の脳は、本来、超が付くほどのハイスペックコンピューターだ。

 だが、100%使うと、その時点で人間は「餓死」してしまう。

 そこで、人間の脳に膨大なエネルギーを与え続けることで、100%回すことに成功した。

 コストは、明らかに低い。

 確かこいつは、もともとはストリートチルドレンだったはずだ。

 培養液を加えつつ、私はふと疑問に思った。

 私がやっていることは、あいつと何が違ったのだろうか、と。

 ……あぁ。何も違わない。違わないが、違う。

 今なら、河内の心情が手に取るようにわかる。

 しかし、決定的に違うのは、ここからだ。

 培養液を加え終えると、私は再び制御室へ向かう。

 そして、私はこう言い放った。

「仕上げだ。この世界を、滅ぼせ」


これで、この章は終わりです。

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