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AR  作者: 青柳藜
chapter Seven Past mistakes.
46/147

<Ⅰ>

人が変わります。

「あぁ。全部君の言うとおりだ、リセクティエスタ。全部僕が間違っていた」

 僕は、彼の言うことの全てを肯定した。

 彼の言葉には、嘘など微塵も無かった。

 ただただ、事実を淡々と告げるリセクティエスタが、僕には悲しい存在に見えた。

「それで、君は僕に何を望むんだい? 僕に絶望してほしいか? それとも、僕の死か?」

「……何も、いらない」

 リセクティエスタが僕の質問にそう答えたことに、僕は笑ってしまった。

「リセクティエスタ、君は優しいね」

「馬鹿を言うな。おまえには、死んでも償えないほどの罪がある。それを、自覚させたいのだ」

 さすがだ。僕はそう思った。

 僕にとって、一番つらいこと、それは死ぬよりも生き続けることだ。

「じゃぁ、これならどうかな?」

 そう言って、僕は近くにあったガラス片を手に取った。

「……やめろ!!」

 リセクティエスタが叫ぶ。

「僕は卑怯者だからね、先にあっちで待ってるよ」

 僕はリセクティエスタの制止も聞かずに、自分の首をガラス片で切り裂いた。

 軍用ドローンから、何か聞こえるが、それがもう僕には何かはわからなかった。


 ただ、僕は薄れゆく意識の中、五年前の終末を思い出していた。


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