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AR  作者: 青柳藜
chapter One Before the beginning.
4/147

<Ⅱ>

 薄暗い地下室で、私はコンピューターに向かって話しかける。

「……準備は?」

「……整いました。あとは本番を待つだけです」

 私が聞くと、コンピューターはそのように音声を発する。

「……それは素晴らしい。……あとはゆっくりと休憩でもとっておけ。明日からは忙しくなる」

「……ありがとうございます。 ……成功を祈ります」

「………」

 コンピューターがスリープモードに移行し、画面から発していた光が消える。

 さっきからにやけたままの口から、ははっと笑い声が漏れた。

 一切の光が消えた部屋の中で、私は明日から始まる「祭り」をただただ楽しみにしていた。


ここからは明日。

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