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<Ⅱ>
薄暗い地下室で、私はコンピューターに向かって話しかける。
「……準備は?」
「……整いました。あとは本番を待つだけです」
私が聞くと、コンピューターはそのように音声を発する。
「……それは素晴らしい。……あとはゆっくりと休憩でもとっておけ。明日からは忙しくなる」
「……ありがとうございます。 ……成功を祈ります」
「………」
コンピューターがスリープモードに移行し、画面から発していた光が消える。
さっきからにやけたままの口から、ははっと笑い声が漏れた。
一切の光が消えた部屋の中で、私は明日から始まる「祭り」をただただ楽しみにしていた。
ここからは明日。




