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AR  作者: 青柳藜
chapter Four Open the war.
30/147

<Ⅴ>

「……さすがにやりすぎたかな?」

「『かな?』じゃないですよ! 半泣きだったじゃないですか!」

 スギさんがあまりにも軽く言うので、私は思わず突っ込んでしまった。

 あの川辺さんという人が来た時、情報係としてアヤメちゃんと、見学してみたらどうです? というアネモネちゃんのすすめから、私は交渉の場所に座っていた。

 交渉が始まる前、スギさんに「何があっても絶対に何も言わないでね」という注意を守り、ずっと我慢していたが、帰った途端、その我慢が抑えられなくなったのだ。

「いやぁ~ごめんね? 初めて見るにはハードすぎたかなぁ? でも、これが交渉なんだよ?」

 満面の笑みでそう告げてくるスギさんは、何だかピエロのような雰囲気を醸し出していた。

「交渉をするっていうのは、相手を脅す以外にも、誘導尋問、矛盾点の追及、わなを仕掛けた交換条件とか、嘘とかを使いこなすことなんだ。そういういろいろな事を全部こなせないと、交渉なんて出来やしないんだよ」

 無言の私の横を、スギさんはそう言いつつ通り過ぎ、廊下へと消えていった。

「明香」

 アヤメちゃんが声をかけてくる。

「あんなことを言ってたけど、スギは口では嘘は絶対につかない。態度で嘘はつくけど」

 そう言って、アヤメちゃんも、廊下へと出ていく。

 …交渉って、そんな、人間離れした技術が必要なのか。もっと人間っぽい交渉のしかたもあるのではないか。

 広間に一人残された私は、そんなことをただただ考え続けていた。

ストックが切れたので、投稿期間がいろいろくるってくるかもです。

ごめんなさい。

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