表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AR  作者: 青柳藜
chapter Four Open the war.
26/147

<Ⅰ>

少々時が流れます。

 私がしょくぶつえんに入って、10日が経過した。

 はじめ、蛍に言われてよくわからないまま行っていた仕事だが、あとで詳しい説明をアネモネちゃんから聞くと、その計画が非常に面倒な事に気が付いた。

 簡単に説明すると、こうだ。

 WMeを使ってハッキングを行ったんだとすると、WMeがハッキングの道のりになる。と、言うことは、その道を利用し、初期化ウイルスをMIDORIに流し込めば、止まるのではないか、という算段だ。

 一見、簡単そうに見えるかもしれないが、問題は、WMeを入れているARGCがなかなか見つからないということだ。

 PCにWMeを入れようとしても、ネットがほぼ死んでいるので、不可能。と、いうことでドローンを使ってWMeがインストールされているARGCを回収するしかない。

 しかし、ドローンの操作が届く範囲は、全てミサイルで焼き払われてしまったらしく、なかなか見つけられなかった、ということだ。

 もちろん、その情報が入って来た時、私はまた家族と結衣が心配になり、泣き崩れたが、蛍が慰めてくれた。

 普段は冷たいが、本当に傷ついたりした時は、とても優しくなる蛍に、多少好意を寄せるが、そんな時に限って、初対面の時に下着姿を見られた事を思い出してしまう。

 ……ってなんて話を話をしてるんだ!?

 ………………。

 ……それ以外にも、アネモネちゃんやタンポポくん、アヤメちゃん、スギさん、カエデさんとともにいろいろな会話をするうちに、私は完全にしょくぶつえんになじんでいた。……蛍へは、顔を向けることすら困難だったが。

 と、いうことで、そんなことも交えながら日がたち、ドローンによる捜索七日目でARGCを見つけた時は、本当にうれしかった。

 少しでも早く世界が元に戻って欲しい、そんなことをずっと思っていた。世界が元に戻ったら、結衣と家族を探せるから。


 だから、急に「しょくぶつえん」の電気が全て落ちた時、蛍が怒鳴りながらキーボードを殴りつけた気持ちは、本当によくわかった。


※誤字を訂正しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ