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<Ⅵ>
「なるほど……、一理あるな」
広間でソファーに座りながら私の説明を受けて、蛍は頷いた。
「確かに、そいつを使うっていう手はアリね。時期からしても、ありえない事ではないし」
私の右のソファーに座るアヤメちゃんも頷いてくれる。
「なら、漁るか」
蛍は、そう言ってソファーから立ちあがった。
「え? 漁る?」
「アネモネとタンポポと明香は偵察用ドローンの準備。6台用意しとけ。アヤメは俺と準備だ」
私の質問を無視し、蛍はどんどん指示を出す。それに合わせ、周りの人もどんどん動いていく。
「…………………………」
何が何だかよくわからないが、重大な事が始まろうとしていたことは、私にもよくわかった。




