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AR  作者: 青柳藜
capter Thirteen A small accident.
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Top secret ―現在製造中の新兵器に関する報告書

 近年の兵器は、いかに効率よく人を殺すかという点に限り、最も重要なこととして見てきた。しかしながら、それに対する防御力はすぐに備わってしまうため、本当に敵対する勢力を破滅させるのには、多くの労力を投じてきた。

 ただ一つだけ、未だ、この世のほぼ全ての人間が対処できていない問題は残っている。それは、人間の精神に関するものだ。

 とりわけ、人間は「食べられる」ということについて、通常の生活では考えられないほどの恐怖心を抱く。

 そこで、今回新たに開発した兵器は、今までの効率性を捨てる代わりに異常なほどの耐久性と飢えた生物のように振る舞う行動を兼ねそろえるように設計した。

 過去に上城蛍博士が開発した、「アネモネ」という機械に搭載されていた、ものを消化し、エネルギーへと変換する装置を搭載し、敵を食することで自分の活動エネルギーへと変換する。

 制御には旧政治支援システムMIDORIをそのまま用い、放射線の一つ、ガンマ線によって通信もするため、ジャミングなどにより機械が使えなくなる心配はゼロに近い。

 外見の設計も、よりまがまがしく、恐怖を湧き立たせるために、口や掌を大きくし、腕や足を短くすることで、凶暴な小獣を思わせる雰囲気を出した。しかし、運動性が極めて高くなるように設計しているため、敵を殺すことができないほどの体、などでは決してない。

 主な攻撃方法は、人を捕まえて食べることであるが、できるだけ残忍な方法で殺すようにプログラムを組んでいるため、その場の人間を混乱させるだけ精神的な攻撃は十分に可能であると推測される。

 7月3日現在の時点で5097台の製造が終了している。

 なお、このロボットの名称は、本能的に敵を捕食することから「リアル・クリーチャー」と呼ぶことに開発責任者によって決定された。


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