表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
AR  作者: 青柳藜
chapter Two The beginning day.
10/147

<Ⅰ>

この章から、少しだけ残酷なシーンが出始めます。

気を付けてください。

 私は家を飛び出していた。

 なにせ、家に入った瞬間、またお母さんが、なんで宿題やって行かなかったの!? そんなことやっててよくあんなゲームなんか買ってなんて言えたわね!? ってものすごい勢いで怒鳴りつけてきたのだ。

 多分学校の方から連絡があったんだろうけど、さすがに理不尽すぎる。だって、一旦怒り始めてたら、なんか私が過去にしでかした様々な悪事をどんどん出して来て、それに対してさらに怒ってくるんだよ? こんな無限ループを繰り返して、最終的には出て行けって怒鳴ってきたから、今日こそはこっちも出て行ってやったのだ。

 お父さんと弟が必死に止めてきたけど、しるか。

「……といっても、どこに行けばいいんだろう……」

 暗いからと言って、さすがに、今から結衣の家に泊まりに行くわけにはいかない。

 じゃあどこに?

 どっかのホテル?

 ……駄目だ。お金が圧倒的に足りない。

 公園?

 …………。

 ……………………。

 ……なんかホームレスの人とかいそうだけど……とりあえず行ってみるか。

 私は、結衣の家の近くに比較的きれいな公園があるのを思い出して、試しにとそこへ行ってみた。

 空は快晴。大きめの星なら結構奇麗に見える。

「……寒い」

 なんせ制服のまま家を飛び出してきたのだ。夜になると気温はどんどん下がる。九月とはいえやはり寒い。

 体を抱えながら公園にやって来た私は、とりあえず木の下のベンチに座った。

 幸い、と言うべきか、ホームレスらしき人は見当たらなかった。

 かわりに、少し離れたところに、WMeをやっているんだろう、三人ぐらいの男の人が何もない空気中で手を振り回して楽しそうにはしゃいでいた。

 ……なにも無い場所で手を振り回して、楽しそうにはしゃいでるのって、何か変だな……

 そんなことを考えつつ、私は空を見上げた。

 街明かりのせいで、星はほとんど見えないが、私はそれでも空を見上げていた。


 そのとき。


 男の人たちの方から、どさっと何かが落ちる音が聞こえた。

 見ると、先ほどまで楽しそうに遊んでいた男の人が全員、地面に倒れていた。

※内容に関する部分を一部修正しました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ