「幸福の王子様」 (改)
何とか 記憶を紡いで、描いた物語。現実とも、リンクしています。それでは、お楽しみ下さい。
幸福の王子様
リュシフェル
「ルシファー、すごくいい提案がある」
「てめぇ、何度言ったら分かるんだ。俺の名は、リュシフェルだ」
「分かった、分かった。怒るなよ。お前が、怒ると何が起こるかわからない」
「お前?」
「分かった。リュシフェル、すごくいい案がある」
「面倒くせぇ」
「いいから聞いてくれ、永遠の幸福を手に入れてみたくないか?」
「別に」
「いいから聞いてくれ、お前の母上も、賛成してくれた」
「俺には、父親も母親もいねぇ」
「いや、実はいるんだ。お前の母上役に、選ばれた女性が」
「あれだろ、俺がガキの頃、会ったことがある、みんなに母上様とか言われていた女だろ。確か、天上界の、女性では一番能力の高い」
「ああ、だから今度は、大丈夫だ」
「あのな、大和田。お前は、俺が登場するまで、天上界で、神をも超える最上級天使だったんだろう?名は、ミカエル。まあ、お前は、ミハエルとか名のってたけど。それが、俺と俺の味方達を、敵にまわし、俺との争いに敗れ、とりあえず、最後のチャンスが与えられた。それが、ヘロデ王。バベルの塔だっけ、お前は、どんだけ、失敗し、落ちぶれるつもりだ」
「お前だって、堕天使になっただろう」
「それをお前が、宣伝したと。リュシフェルが、堕天使ルシファーになって、永遠に地獄行きだと。あのな、大和田、俺は、地獄へは観光旅行に行ったんだ。ちらほら、用事もあったし。一度は、行ってみたいと思ってたし。楽しかったよ、地獄行きも。まずは、賽の河原にいた鬼どもを、みんなぶっ飛ばし、そこにいた子供達をみんな天上界に送り、最深部にいたヒロユキもぶっとばした」
「ちょっ、ちょっと待て、お前、ヒロユキに勝てたのか」
「ああ。ちなみに地獄の案内役が、サダム・フセインって名前だった」
「そっ、そうか、それなら大丈夫だ」
「まあ、もちろんぶっ飛ばしといたけどな。サダム・フセイン、正体は、大魔王サタンだろ?ダをタに直すと、サタンという名が隠れてる。簡単なクイズだ。くだらない命名だな、大和田。
「ちょっと待てっ、何で分かったんだ」
「ちゃんと調べといたぞ、大和田。大天使長ミカエル、後の大和田の部下サダム・フセイン。お前が、天国と地獄を支配するために、地獄に送りこんだのが、サダム・フセイン。後、大魔王サタン。サタンが言ってたぞ、大和田、無限地獄だけは勘弁して下さいと。大魔王は、俺が任命することにした。もう、誰にするかは、決めている」
「ちょっと待てっ」
「俺が、未来を予言してやるよ大和田。お前は永遠に、無間地獄行きだよ。そこで、永遠に拷問を受ける。それが、お前の運命だ大和田。で、いい提案てのは、何だ、大和田」
「いや、無間地獄行きは、勘弁してくれ。それと、母上様の提案なんだけど。だから、さすがに今回は、大丈夫だ」
「お前の大丈夫は、ろくなことがねぇ。違うか?大和田」
「さすがのリュシフェルも、今度ばかりは、駄目だろうな。クックック」と、大和田。いざ、人間界へ。
《大和田とは、クソ全宇宙の支配者。母上とは、小和田 ブタ子。(仮名)。ここから、俺と全宇宙の支配者の大和田とで、消すか消されるかの戦いが、始まった。ちなみに、未だ 俺は、消されてない!》
ここは、どこだろう?少なくても、日本ではない。多分、ヨーロッパの田舎だろう。教会が見える、小高い丘の上まで、つれてこられた。大和田が、母上と真剣に計画を練っている。母上(血は、つながってないけど)は、俺が前に、会った時とは、まるで別人。そう、まるで、ただのしわくちゃババアだ。どうなっているんだ?どうやら、計画が練れたらしい。母上が、どこかへ行く。
「リュシフェル、そこにある台の上に、乗ってみろ」
と、大和田が言う。ちゃっかしスーツなんか着ている。
「面倒くせぇ」
といいながらも、ちゃっかし台の上に乗る。
「これから、リュシフェルを固めていく。何か、言い残したことはあるか?」
「俺の、名前はどうするんだ?」
「お前の好きな名でいいだろう」
「じゃあ、名前は、幸福の王子様で。大和田、これが、お前の言う永遠の幸福か?」
「ああ、お前は、ここで固められたままで、永遠の時を過ごす」
「ふーん、まあいいや。固めてミソ」
すると、台座の上にある、俺の足が、銀色に輝きながら固まっていく。ピシ、ピキピキ。少し、抵抗してみる。ピシ。なんだ、どうやら、いつでも抜け出せるみたいだ。所詮、大和田や、母上の立てる計画なんて、こんなもんだ。ジャキーイン。全部、固まった。銀色に輝く俺の体には、いろいろな宝石がちりばめられている。
「さすが、リュシフェルだな。少してこずったが、これで終わりだ」
こうして、俺の体は、教会の見える小高い丘に、安置されたのでした。その像の名は、「幸福の王子様」
《この時の母上とは、俺に 似せて作られた、俺とは関係ない、女性だった》
銅像になり、俺は何もすることがない。小高い丘から、教会を見下ろす。教会から、一人の少女が出てきた。かなりいじけながら、トボトボとこちらへ、歩いてくる。肌は、褐色でまだ5歳か6歳ぐらいだろう。俺の足元まできて、目を見張る。
「ありー、こんなところに銅像さんがいるやい、何やろりんやいね。幸福の王子様って書いてあるやいね。ありー、キレイやい、かっこいいやい。前まで、いなっかったりんやいけどね。幸福の王子様やいか、ナディアやい、よろしくお願いでござんすやい。ナディアさー、教会さんに入れないりんやいよ、肌が白くないから、立ち入り禁止らしいやいよ。まったく、あっちょんぶりけつやい。じゃあさーナディア仕事があるから、もう行くやい。また、来るやい。バイバイやい」
そういい残して、少女は去っていった。
(あんなちっちゃな子供がする仕事ってなんだろう?)
「マッチいりませんかやい、マッチいりませんかやい」
(マッチ売りの少女かよ)
「マッチいっぱいありますやい、マッチいっぱいありますやい」
だが、マッチはぜんぜん売れない。俺の小説みたいだ。しかも、
「どけっ、混血のガキがっ」
「子供がこんなところで何やってんのよ」
と、心無い大人たち。それでも、ナディアは、
「ごめんなさいやい、ごめんなさいやい」
と、言いつつけなげにがんばる。もう、俺には見てられなかった。
ナディアは、やっと家へ帰る。
「母上様やい、マッチちょっと売れたやい」
「まだいっぱい残っているでしょうが」
「ごめんなさいやい。また明日売るやい。おやすみなさいやい」
母上は、こんなところにいた。また、仮病の心臓病だ。大和田は、どこかというと、どうやらこの町の市長らしい。権力狂いのあいつらしい。母上と大和田の計画には、ひとつ間違いがある。それは、ナディアを巻き込んだことだ。そして、高倉夫妻が俺の元へ来た。俺なりに、抵抗を試みることにした。
「よっ、高倉さん」
「リュシフェル君、また一人で行動しないでください」
「まあまあ、それはいいとして」
「よくないわよ」
と、高倉さんの奥さん。
「ごめんなちゃい」
と、俺。高倉さん夫妻は、天上界の人間なので、普通に話せる。
「明日の朝、多分、マッチ売りの少女ナディアが、ここにやってくる。だから、それまでに、大和田と母上のことを二人で、調べといてくれ」
「もう、調べときました。両方とも、救いがたい」
と、高倉さん。
「じゃあ、俺の体に、くっついてる宝石を明日の朝、ナディアにあげるということで」
「わかりました」
「わかったわ」
「幸福の王子様、おはようございますりんやい」
「おはよう、ナディア」
「ありー、しゃべったやい」
「面倒くせぇ」
俺の本領発揮。ウオー。おっと。ピシ。ピキ。意外とあっさり俺は、俺の能力で自由になった。
「ナディア、何か望みはあるかい?」
「ありー、望みやいか。母上様の心臓病を治してほしい、でござんすやい」
(そうか、母上は、とうとう俺の敵にまわったか)
「ナディア、あれは、仮病だ」
「仮病ってなんやろりんやいね」
「うその病気ってことだよ」
「ありー」
「ナディア、今、いくつだい」
「えーと、5さいか、6さいやい」
「そっか、ほかに望みは、あるかい?」
「白人になりたいやい。そうしたら、教会さん、入れるやい」
「ほかには?」
「とくに、ないやい。あ、あと幸福の王子様がひとりぼっちじゃないほうがいいやい」
「そっか、俺、本名リュシフェルっていうんだ。歳は、十三歳から、十五歳。よろぴく。君の願いをかなえよう。君は、これから天使になる。もう、働かなくていいよ。自由に生きていきなさい」
「ありー、じゃあさ、馬鹿リュシフェルのそばにいても、いいやいか?」
「ああ、君がそれを望むなら」
《母上こと 小和田 ブタ子は、これでナディアまで、敵にまわした。そして、ブタ子 (仮名)は、今は 適応障害とか言われてる。ナディアとは、本名 ピノコ・ナディア・哀姫。俺が 哀姫を、拾うと決めて以来、俺の宝物になった。明るく、元気いっぱいの無邪気な女の子だ》
こうして、この物語は、終わります。ちなみに、大和田と母上は、高倉さん夫妻の望みどうり無限地獄送りになりました。そして、未だに 俺と大和田は、消すか消されるかの戦いをしています。こちらの勝利は、目前。それと、結局 俺と俺の側の人間たちの情報や存在を、クソ大和田に売り続け、自分だけ有利な優位な位置に居続けできた糞詐欺師 クソ高倉健も、2017/09/26今現在 やっと死に、やっとクソ大和田の側の人間に、成ったとさ。クソ高倉健の遺言は、「コンチキショー」です。あとは、そんな糞詐欺師 クソ高倉健と一緒に、美人局を繰り返し続けた、クソ田中裕子を消す。クソ大和田の御用聞き占い師、クソ渡辺真理も消す。そんで、糞詐欺師 クソ高倉健とクソ田中裕子の跡継ぎの詐欺師 夫妻 澤野 ジャイアン ジャイ子夫妻を消せば、あとはクソ大和田と大和田の側の人間たち、クソ大和田が創り出した 黒人も消せば、一丁上がりだ。それには、俺の念能力 起きろ!それでは!
楽しんで、頂けましたか?そうじゃなかった人は、すいません。ちなみに俺は、今じゃなく未来を選んだので、未だ それが来るのを、待っているところです。では!