Ⅸ
少し短めに書いたと思います。
「その、セブンスエレメンツってなんなんだ?それとそのエレメント達を消すのとどう関係がある?」
また出てくるとは思わんかったな、セブンスエレメンツ…
『セブンスエレメンツのエレメントは同じセブンスエレメンツじゃないと倒せないって事なんだ。』
「なぜ同じセブンスエレメンツじゃないと倒せないんだ?」
『セブンスエレメンツのエレメントは特殊でな。全てのエレメントが使える分、各エレメントは他のエレメントに少なからず影響しているんだ。だから、エレメントを融合させて使う能力があるだろう、あれを使う時セブンスエレメンツはそれを使う事が他の能力者よりやりやすい、融合させやすいからな。しかも、セブンス…あーいちいちめんどいな、特異者でいいや』
雑だな、おい
『で、特異者のエレメントは普通の能力者のエレメントじゃぁ太刀打ちできないくらいに強力なんだわ。』
「へー……、だから俺にそのエレメント達を消してくれと。」
『おぉ。あ、だけどな、まだ俺だけしか話せないだろ。それだと無理だから。俺単体で倒すとか無理だから。』
「なんだよそれ」
『おー、だから他のエレメントも強化してくれやー。頼むわ。はー、疲れたー。お前の夢の中だから普通よりは楽だけど。』
「………俺が気づくより先に言うのな。」
『おう。じゃぁ、またなー。多分、次に会うのは俺以外のエレメントと話が出来るようになったらだと思うわ。まぁ、頑張ってくれや』
「わかった。まぁ……なんとかしてみるわ…。嘘っぽい話だけど。」
『信用しろよ、お前のエレメントだぞー。』
「それより気になるのは、なんでお前がそんな話を知っているのかってことだけど。」
『あぁ、それはなー…俺にもよくわからん(笑)』
「おい!」
『なんていうんかなー、情報の引き継ぎというか……、うーん、とにかくそんな感じだ。うん。』
「雑だな…」
『おう、よくわからんからな』
「開き直るな」
『てことでよろしくー』
声が消えると同時に目の前で揺らめいていた炎は消えたていった。
なんだかなー…
「ファーイっ、起きてー」
「ん、ん〜……」
「起きてって…言ってるでしょーーーー!」
ゴスっ!
「うがぁ!?」
腹に強烈な打撃が……
「もう、早く起きてよー。」
「あ、あぁ。わかったよ。」
だからって拳を入れる事はないだろう…
「ご飯っご飯っ!」
「はいはい」
「さぁ、もういいか?そろそろ出かけるぞー」
「は〜い。」
そういえば、あの夢なんだったんだ…
「ねぇ、ファイ?何考えてるの?」
そもそも、あれって夢なのか…?あの、フレアって自称俺のエレメントも言ってたし。
「ねぇったらー」
もし、本当だとしたら……
「ファイっ!」
「は!はい?!」
「もー、何ボーっとしてんのー?」
「いや、ちょっとな…」
…待てよ…特異者って事は…ユゥも…
「…ファイ?」
「んー何でも無い。帰ろうぜ。」
「うん?」
明後日からculture tripなのでまたしばらく作業デキナイです。。