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「よし、今日はここまでにするか」

……結局、あれから一回も来なかったな

「ユゥ…」

もうそろそろ日が暮れる、早いとこ風呂にでも入って飯食うかな

「……今日も、あいつ一緒に寝るのかな…」

……気になって仕方が無い、が、どうしようもないか

「さて、風呂いこ」



「ファイ……クスっ、そっか、そうなんだ、ファイも…私の事…嬉しい、ありがとう、ファイ」

そう言ってベッドに横たわり枕に顔を埋めるユゥ

「そろそろ帰ってくる頃かな?」

ガチャ

「ただいまー」

「あ、帰ってきた。おかえりー☆」

「あ、ユゥ…居たのか。」

「いつもいるじゃーん、それとも何?居てほしくなかったの?」

「いや、そういうわけじゃ…」

「ふーん…?」

「ただ、さっき話した事、それで、落ち込んでないかなとか、思って」

「ふふっ、心配してくれたんだ。ありがとっ☆」

なんだ、元気じゃないか、よかった

「そ、そりゃ心配ぐらいするよ」

「へー?なんで?笑」

「………」

…なんだこの笑いは

「私の事、好きだから?笑」

「ばっ、ちがっ…」

「んふふふふっ」

「そうじゃなくて…その、」

「あははっ、照れない照れない笑」

「て、照れてなんかっ!」

「だって、嬉しいもん。ファイが私の事好きって言ってくれて」

「ユゥ…」

「はいはい、どーせお風呂入ってから晩ご飯でしょ?早く入ってきてっ、それからいっぱい話そっ☆」

「あぁ、わかった」

「えへへ」

やっぱり俺、ユゥの事、好きだったんだなぁ、今更だけど……orz



「ファイー、お風呂まだー?」

「もう少ししたらあがるよー」

「むー、早くあがらないと入っちゃうぞーーー」

「ちょ、それはヤメロ!」

そんな事されたら俺の理性が…っ!

「あはっ☆早くあがってねー☆」

「お、おぅ」

こぇえええ…


「あがったぞー。」

「お、やっときたか笑」

「晩飯ー」

「はぁい、そこにあるよぉ」

「お、サンキュ」

「ねーねー、今日も一緒の布団で寝ていいー?」

「な、なんで?」

「んー、今日ファイに好きって言われたから嬉しくって☆」

「それ…理由になるのか…?」

「うん!」

「……まぁいいか」

「やった☆」

大丈夫だろ…昨日も大丈夫だったし

「………お前、もしかして」

「え?なーに?」

「寝てる間に変な事しようとしてないよな?」

「え、な、そ、そんな事するわけ無いじゃん!」

…するつもりだったな

「はぁ、変な事するのはやめてくれよー」

「わ、わかってるもん…」

「…そか、それならよし」

「むぅ…」

「ふくれんなよ」

「ふくれてないもん」

「ふくれてるだろ」

「ふくれてないったらーー」

「絶対ふくれてる」

「ふくれてないって言ってるでしょー!もー!」

「わ、ばか!物投げてくんな!危ないだろ!」

「うるさいっ」

「ちょ、悪かったって、ユゥはふくれてない、はい、それで終わりっ!」

「むぅ、ぜぇったいに信じてないなー」

「………」

こういうところはめんどくさいな…

「早くご飯食べてねー、早く一緒に寝たいから☆」

「んぐっ…、お前なぁ…。」

「えへへ☆」

まったく、めんどくさいやつだよ、お前は。でも、そいうところも悪くはないか…

「ユゥ」

「ん?あ…」

ちゅ…

「…」

「ん…、はぁ、ファイ?」

「……これで、いいだろ…」

「うんっ!」

「さぁて、じゃぁ、俺は飯にすっかな。」

「ファーイっ」

「あ、おい、離せって、こら…」

「んふふ、やぁだ☆」

「飯食えないだろー」

「ここに持ってくればいいじゃーん☆」

「まったくもう…」

「えへへへっ」



「それじゃ、おやすみ。ユゥ」

「おやすみ、ファイ…」


その夜、俺達は手をつないで寝た。


Ⅱ,Ⅲ話連続投稿です、Ⅱ話から引き続き、アドバイス、意見等ありましたら御お願いします。

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