キャラクター紹介(イラストあり)
【フルル】
本作の主人公。十九歳。
壮絶な過去を乗り越えて魔王城に至った勇者。
冒険の最中にあまりにも色んな経験をし過ぎたため、大抵のことには動じない。
ただし恋愛は初心者のため、旦那様になった魔王にはいつも翻弄されている。
「毎日オルディアのこと好きだし、そばにいるだけで魅了状態になっちゃう……恋人への『好き』って、慣れる日くるのかな……あ、待って待って、独り言だから聞かないでっ」
幸せになって欲しい苦労人。
三つ編みおさげがトレードマークで、小さい頃から絶対に外せない可愛い髪型だと思っている。
【オルディア】
魔王。十九歳。
魔族にも誰にも敬愛される優しい執政者。
幼馴染のフルルとティーカーと共に人間として過ごしてきたが、十歳のとき魔王軍との戦いの末、魔界に攫われた。
実は半神半魔で、前魔王の息子。
「最近、フルルがティーカーと一緒にいるのを見るだけで、胸が苦しくなるんだ。
……自由奔放な勇者を、僕の腕の中にだけ閉じ込められる魔法があればいいのにな」
勇者フルルを、誰にも渡したくない。
嫉妬心と束縛力強め系男子だが、幼馴染たちは昔からオルディアがそうだと知っている。
血がつながらなくても自分を育ててくれた神官の父を尊敬し、自分を何度も救ってくれた勇者フルルを敬愛している。
【ティーカー】
剣士。二十歳。聖剣の守護者。
フルルの幼馴染で、小さい頃から一緒に冒険してきた仲間。
明るくまっすぐな性格で、商人だった両親の影響か常識人に育った。
「俺の願いかー……ルネがこれからも自分らしく、自由で楽しい人生を送れますように、かな。
親みたい? ……まあ、そうかも。
へへ、複雑なんだよ、俺も色々と」
村が襲撃されたときに助けてくれた女性と恋仲になったが、辛く悲しい別れを経験している。
長く役目に縛られてきた彼女の転生先がルネだと気づいたことから『今はただ救ってもらえた恩返しがしたい』と考えて実践している。
【ルネ】
聖女。六歳。
悪魔貴族フェッセンリック家の娘として生まれたが、聖女だったため幽閉状態で育った。
悪魔には聖女の声が不快に聞こえる為、話さないよう教育されたこともあって正確に発語できない。
「にーに、ねーね、おーさま、みぃな、だーすき!」
なお、にーに(ティーカー)、ねーね(フルル)、おーさま(オルディア)である。
勇者パーティの一員となってからは言葉の練習を始めたため、少しずつ成長を見せている。
転生してからずっと不遇だったが、仲間のお兄ちゃんお姉ちゃんに囲まれて、ルネはようやく幸せを知った。




