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高給取りの貧乏
「まったくよお!いったいいくらかかるんだよこいつ!こんなん大損だろ!」
「あんたのその無駄口が無駄なのよ!1エンにもなりゃしない!少し黙ってなよ!」
「ああーこれだ!すぐこれだ!何かって言うと無駄無駄無駄って!この守銭奴が!」
オレは悪態をつきながら追加の白金貨を右腰のリアライザに差し込む。3枚は『魔』に、1枚は『体』に、そして3枚は『物』に、計7枚の金貨を入れる。
「いいから!さっさとやってよ!言っとくけど私のお金はビタ一文貸さないからね!!!」
「ああくそ!割に合わねぇなあ!こいつ倒したら分前プラス必要経費ももらうからな!」
「ズルい!」
「ズルくない!」
そしてオレはリアライザに右手を滑らせ具現化された柄を逆手に握り縦に引き抜く。すると柄に続いて刃が具現化し、その刃の先に蒼白い炎の様な光が灯り周囲の温度を上げる。
「合計白金貨7枚だ!これで決まれよ!もってけドロボー!」
オレは右回りに体を1回転、その勢いを右手に乗せ蒼白く光る刃を振り抜いた。