11/10 Sun ソロ
11/10
解決していないことはいくつもある。
むしろ問題点が増えたぐらいだ。
一つは、ゴラのこと。
というわけで、ただいまゴラの家に説得に来ていた。
「ゴラ、幽霊騒動の犯人が見つかった」
「え?」
「もう二度としないことを約束に、見逃したが、幽霊なんていなかった」
「だから安心してくれ」
「そう、なんですか」
「幽霊は……いなかった……」
こんな簡単な事で解決するとは思っていない。
ただ、ゴラの中で何かが変わることを祈って、ゴラの家を後にした。
次の問題点。
「ピグラくん、こっちは誰も見つからなかった。っていうかまた公園だったね」
「ああ、そのことなんだが……」
ゴラと全く同じ説明をする。
もちろんソロのことは隠したまま。
「え?見つけちゃったの?」
アヴィとラビアにもすぐに納得されるかはわからない。
でも、少しは安心してくれるだろうか。
「私も今朝、知ってびっくりしたんだけどね」
ソロがフォローを入れてくれる。
「俺が正体を明かさない代わりに、二度と悪戯しないように約束したんだ」
「まあ、そういうことで水に流してくれ」
「じゃあピグラくん公園にいたの?なんで?」
「帰り道にもしかしたらって寄ったんだ」
この後、質問攻めになったが、最終的に二人とも納得してくれたから良しとしよう。
「アロ、犯人が見つかった」
「そうなのね」
……
「え?詳しく聞かないの?」
「大人たちはただの悪戯としか思ってないからね」
言外に犯人は知っていたと、言われた気がした。
「はぁ……」
「ため息はたくさんつくほど大人になるわよ」
「嫌な教えですね」
「ため込むよりははるかにいいわよ」
落書き騒動で起きた問題はあらかた片づけた。
最後の仕上げとして落書きを落とすのを手伝うことにする。
「俺たちが使う舞台だから」
理由としては十分だった。
こうして落書きから始まった幽霊騒動はいったん収まった。
……
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