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間章1

10/16

ヴァイオリンを片手に誰もいない教室で演奏する。

みんなには一週間、個人練習ということにした。

指揮をとり始めた数日後にこんなこと言ったものだから驚かれてしまった。

だが、俺には俺の目標がある。

「ー♪」

誰に聞かせるでもない音。

彼女が求めている音はこんな音だろうか。

いや、違う。

少し、ヴァイオリンの角度を浅くする。

そんなことをずっと繰り返している。

「ふぅ……」

なんだかうまくいかない。

日も暮れてきたし、今日はまっすぐ帰るとしよう。


10/17

今日も放課後は個人練習だ。

俺も練習を始める。

「ー♪」

違う。音が鈍い。

一度、演奏の手を止める。

「ふぅ」

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